政府の息子
䨩「スプリットチェンジングザ・ワールド‼」
悠二「いや〜。政府の奴ら朝っぱらから襲ってくるとか、学生を遅刻させる気かっての。」
䨩「悠二。また遅刻寸前か?」悠二「んだから、お前だけには言われたくねぇわ‼︎」
レマ「まぁまぁ、そんな痴話喧嘩は後にしないと、本当に遅刻するよ?」
悠二「どう考えても痴話喧嘩な訳ないだろ‼」
䨩「ギリギリ間に合ったな。」
悠二「あぁ。朝から疲れたわ…」
担任「はい。みんな席につけー。今日は転校生を紹介するぞー。真刃、入ってこい。」
入ってきたのは、のほほんとした男子だった。
担任「よし。じゃあ自己紹介だ。」
しかしその言葉は天地をひっくり返すほど衝撃的だった。
仁「この学校に転校してきました、真刄 仁です。
親が大統領なので、首都であるこの市にやってきました。よろしくお願いします。」
流石にクラスはあ然とした。
なんたってこのクラスの転校生が、大統領の息子なのだから。
䨩「あの転校生絶対俺ら観察するために来たな。」
悠二「だよな。上からの命令とかってやつだろ。」
レマ「あの子、もしかして…」
䨩「なにか思い当たることが⁉︎」
レマ「成績優秀で、かっこ良くない?」
悠二「そっちかよ⁉︎」
ロン「そんなことより、多分強覚者だよ。」
レマ「そうそう!それ言おうと思ってたの‼︎‼︎」
䨩「早く言えよ‼︎」
レマ「ごめんなちゃい。てへぺろっ」
悠二「それで許されるほど、現実は甘くないぞ。」
そんなこんなで、怪しみながらあっという間に放課後になっていた。
悠二「今日一日警戒していたが、怪しい動きを魅せるどころか、一言も話してこなかったな。」
䨩「だな。見てろとだけ言われたのだろうか…」
とその時、後ろから声がかかった。
仁「あの、一緒に帰ってもいいかな?」
そう。それはあの転校生、真刃だった。
䨩「え、いや別に構わねぇけど。」
まぁ断るわけにもいかなかったので、結局一緒に帰ることにした。
仁「ねぇ、突然で悪いんだけどさ、さっきから君たち僕のこと敵視してない?」
レマ「そ、そそそそんなことないしっ‼︎」
䨩「おい。お前はしゃべるなって。」
仁「大丈夫だよ。知ってるから。」
悠二「直入に言うが、お前は何者なんだ?」
こいつらは回りくどいと言う言葉を知らないのか?しかし、今回だけは許そう…
仁「僕は君たちと同じ、神風獣と契約した、強覚者だよ。
能力は『舞双の剣(インフェニティ•ソード)』
そして、今回は君たちにお願いがあるんだ。」
レマ「いいよ。じゃんじゃん言っちゃって‼︎」
䨩「おい。お前が受け答えするなよ。ややこしくなるから…で、なんなんだ?」
仁「僕を君たちの仲間にしてほしいんだ。
そして、政府の人たちを倒してほしいんだ。」
〜To Next Time〜