別れた志
レマ「私の名は、『レマ』。䨩の魂の一つです。」
悠二・䨩「…………は、はい?」
レマ「とゆーことで、よろしくっ‼」
悠二「いやいやいや。話が唐突すぎんだろ⁉︎あと、馴れ馴れしくない⁉︎まだ会って間も無いよね⁉︎」
レマ「だって自己紹介したしさ、いいかなっと思って(笑)」
䨩「ま、まぁとにかく、続けて。」
レマ「人はみんな、ほんの少しでも強があるんだけれど、その強に出会えるのは数少ないの。」
悠二「え?出会える?」
レマ「ええ。強が目覚めるのは、2パターンあって、1つは、その強と同じ能力を持った魔獣と契約することで目覚める。私たちは魔獣のことを、
『神風獣』と呼んでるわ。
契約すると、心の奥底に眠る強を最大限に生かすことができる。この場合は、自分の心にもう一つの心を追加した形になるわね。
そして、2つめは、1億分の1の確率でわかる、
私と䨩のような、心の一部が強となっているパターン。これは本当に破格の存在こそが生まれるいわば超新星とでも言いましょうか。この場合は、一部が私のように、実体化するから、普通とあまり変わらないの。
こうしたように、強が目覚めた人を私たちは『強覚者』と呼んでるわ。」
䨩「うーん。大体の構造はわかった。
でも、なんでそんな破格の存在が俺なんだ?」
レマ「それは私にもわからない。でもまだ䨩には私とは別に、天と闇の神の心が欠けているの。
そして、䨩の能力は、『七神彩闇』。
私は虹色の神。属性全てを使えし者。」
䨩「七神彩闇…俺の眠りし強…」
レマ「今のところではあなたしか目覚めた人はいないの。だからあなたがこの世界を守ってね‼」
悠二「俺には関係ない話だな。うん。」
レマ「それは違うの。あなたの強が目覚めようとしてる…と思うの。」
悠二「え?そうなの?」
䨩「ったく。しゃーねーな…
わかった。守るか、この世界を。」
〜To Next Time〜