公転軌道世界
???「あなた達、よく気付きました。」
えっ?今、なんて言った?気付いた、だって?
悠二「お前、誰なんだ?」
率直はどうかと思ったが、今はどうでもいい。
???「今は早くここを立ち去って下さい。
彼らもおそらく気付いていると思われます。」
何がなんだかわからないが、まず逃げたほうがよさそうだ。しかし、動き出したときにはもう周り一面囲まれていた。
䨩「いったいなんなんだよ、こいつら⁉」
???「この人達は誰かに操られている可能性が高いですね…話は後です。私に従ってもらえますか?」意味がわからない。急に従えなんて。しかし、まだ怪しいことは山ほどあるが、敵ではないことは確かだろう。
悠二「従ってみようぜ‼」䨩「あぁそのつもり」
と、まぁ成り行きで従ってみた。
???「まず、䨩。私の言った言葉を繰り返して下さい。」
なんで俺の名前を知ってるんだ?まぁいい。
䨩「わ、わかった‼」
???「悠二は相手の攻撃をできる限り阻止できますか?」
悠二「りょーかい。」
悠二はそこにあった鉄パイプで政府の手下が振り回した刀を抑えた。隙をみつけて一発仕掛けてみるが、びくともしない。
???「普通の攻撃は効かないようですね。
やはり、あの力でなければということですか…では䨩、いきますよ。」
あの力?ますますわからなくなってきたな…
䨩「お、おう。頼む。」
???「天地海をなぎはらう軸よ。」
䨩「て、天地海をなぎはらう軸よ。」
???「我、中心の扉を開けしもの。」
䨩「我、中心の扉を開けしもの。」
???「汝、その答えに応え、」
䨩「汝、その答えに応え、」
???「新し次元を表せ。」
䨩「新し次元を表せ‼スプリットチェンジング
ザ・ワールド‼‼」
最後の言葉は自然に言っていた。
そう叫ぶと、周りの空間がぼやけていく。
そして、いつの間にか違う世界に来ていた。
そこは、自分達の世界とは似ているような気がする。しかしそこには、ぬくもりが溢れていた。
…と、そんなこと考えている暇などない。
戦わなければいけないことを思いだした。
䨩「しかし、びくともしない奴らをどうやって倒せばいいんだよ。」
???「今のあなたには、力が宿っています。その力で倒せるはずです。」
䨩「まぁ力がみなぎっている気はするが…」
しかし、その力がこんなことになるとは想像していなかった。
???「その力で守ってほしいものがあるのです。それは、この世界になければならないものです。それをあなたは守らなければなりません。これは力をもった者の宿命なのです。」
〜To Next Time〜