目の前の政府改革
何気無い日常。ただ何もないのに晴れ、そして雨は降る。そんな日々は通りすぎいつしか自分は高校生になっていた。この世界は政府の莫大な権力が勝ち取っていたため、だれもが政府に任せればいいと当たり前のように思っていた。
いや、思わされていた。
いつからだろう……裏世界の存在と政府が同じ類に入っていると思ったのは…
「はぁ…また学校か。」普通の人ならそう思うだろう。あえて言ってみたのだか、何も変わらない。…ま、当たり前か。
???「おぅーい䨩待ってくれ〜い。」
後ろから声をかけられた。
俺は色紬 䨩(しむぎ れい)。現在、高校生活真っ盛りだ。
「悠二、また遅刻寸前か?」「それを一緒に歩いているアンタに言いたいよ…」
こいつは赤咎 悠二。運動も勉強もできるすごいやつで、まぁ面白く案外人気があるらしい。俺とは昔からの腐れ縁ってやつだ。
いつもと同じように過ごし、あっという間に下校時間だ。ま、これもいつものことだが。
そんなときにふと目についた。また、政府がやってきていた。現在、政府の力は莫大すぎて、宗教でもすれば、いつの間にか世界は彼らのものになるだろう。ちゃんと国民の声を聞き入れ、すごい支持率を誇っている。なぜか他の国も手下みたいに慕っているため、結局もう世界を手に入れていることになっている。
しかし、なぜそんなことが当たり前のようにできているのか。魔法などがないとできないようなことを。と、ふと思っていた。
他の人に聞いても、莫大な力に圧倒されたらしく、なんとも思っていない。
普通なら出来過ぎていれば逆に疑わしくなるものではないだろうか。
そのときだった。「………、……した」
今、何か聞こえたような。その声は悠二にも聞こえたらしく、耳を疑っている。
そのとき、もうその声はささやいた。
???「あなた達よく気付きました。」
〜To Next Time〜