表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
白銀の鎧と黄金の剣  作者: あかつきいろ
~『滅び』編~
94/137

集合

 俺は家から見える山の頂上部に来ていた。名前は……忘れた。そこには一人の少女と数人の少年が立っていた。


「お待たせ」

「もう、師匠!遅いですよ!」

「悪い。ちょっと野暮用でな。それで準備は良いか?」

「もちろんだよ!ねえ?皆」


 この子たちは俺の弟子たちだ。現在進行形で、だけど。その中でも腕が立って尚且つ『白の眷属』の力を持つ子たちだ。

 『最終元素(ラスト・エレメント)』はその筆頭だ。神喰狼(フェンリル)を宿す事の出来る候補者達。それが『白の眷属』の子供たちだ。


「私達の役割は?」

「俺的には市街地の安全は確保したいな。でも、それは俺個人の願望だから無視、かな」


「それじゃ、向かってくる者達全てを排除しろ。降参も認めるな。絶対に殺せ」


「イエス・マイロード。それ以外には?」

「出来れば市民は助けろ。戦争は戦う者達がいるべき場所であって、無力な市民はいるべきじゃない」

「分かりました。それでは」

「ああ、行って来い」


 全員が散開した。さて、俺はこの人と闘うのかな?


「そこにいたんだ。ここで殺させてもらうよ」

「これはこれは『二桁(セカンド)数字(ナンバー)』の五十嵐(いがらし)黒歌(くろか)さんですか」


 いきなり過ぎだろ。俺はあんまりこの人と戦った事が無いからな。えーと、何の神様だったっけ?


「我が下に神聖なる雷を。『神雷(ジオネイル)』」

「そうだ、確かあんたは……!」


 頭の中でどの神様か探してようやく思い出した俺目がけて、数億ボルト級の雷が降ってきた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ