表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
白銀の鎧と黄金の剣  作者: あかつきいろ
~異世界 龍殺し編~
73/137

治療

「どうも、こんにちは」


 場所は移って、フェンリル東京支部。そこにある医務室に俺は来ていた。ここのお医者さん――――テライル先生は凄い優秀だし、それ俺はこの人にだけ癒してもらう事になっている。


「あら、乾君じゃない。どうかした?」

「えーと、依頼で腕が折れたような気がするんで」

「へー。珍しいわね、貴方が怪我するなんて。まあいいわ。こちらにいらっしゃい」


 俺は寝台の所で寝かせられた。


「ありゃ、ほんとだ。っていうか、これ折れてるんじゃなくて粉砕されてるわね。どんな任務を受けたらこんな事になるんだか」

「黒龍の討伐依頼ですよ」

「え!?」


 さすがに先生も驚いたような声を上げていた。まあ、龍種を単体で討伐してこんだけならめっけものだろう。


「まさか、一人でやったの?」

「ええ」

「馬鹿じゃないの!?でも一人で龍種を討伐って……。また新しい称号がつくんじゃないの?」

「別にそれはどうでもいいんですけどね。これは腕慣らしのような物ですから」

「はあ、もういいわ。それじゃあ、こうしてっと。はい、治療は終わりよ」


 俺が実際に腕を振り回してみると、かすかな痛みはあるものの治療前の激痛は無かった。右腕は包帯がぐるぐる巻きの状態だったけど。


「さすがに完治は無理だった。二、三日もすれば完治すると思うけど……」

「二、三日なら大丈夫です。ありがとうございました」

「それは別に構わないよ。……次もちゃんと戻ってきなよ?傷だらけでも、何とか私が治すから」

「……ありがとう」


 俺はもう一度お礼を言うと、部屋を出ていった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ