表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
白銀の鎧と黄金の剣  作者: あかつきいろ
~過去語り編~
131/137

結末

「いや、あの技を放ったせいでその日は動けないし『滅び』の日には放てなくなるわ。大変だったな」

「あんな技を放たれても凄い困るし。何あの技。お爺さんの技も凄かったって言うのもあるんだろうけど、あれがちょっと逸れただけで向こうにあった山が粉々に砕け散ったよ?」


 『神葬槍(ロン・ギヌス)』と『神剣(レイン・レイブ)』が接触したら、もう対消滅みたいな感じになったしそれを危惧して両方が先を逸らすと、向こうにあった山がもう『無』になった。


 しかも両方とも闘氣とか魔力とか、色々な物を消費しすぎた所為で両方ともそれ以上の闘いは不可能になった。


 まあ、他の人達がさすがに止めに入っただろうけど。あの爺さんは、それでも立っていたからな。まあ、俺の負けってところだろう。


「それでも両方とも凄かったよ」

「まあ、あの爺さんだからな」

「いや、あんたも大概だから……」


「いや、あの爺さんに勝てないようじゃ駄目なんだよ。あの爺さんの力はさすがにもう衰えの一歩を歩み始めているしな」


「……あれで?」

「そりゃそうだろ。あの爺さんの歳は知っているだろう?」

「まあ、確かに……」


 確かに今でもとんでも無く強いけど、それでも数年前よりは弱くなっている。俺があの爺と、引き分けに出来るほどなんだからな。


「乾家の御爺さんも大概でしたけどね……」

「そうか?あの人は良い人だぞ?」

「いや、確かにいい人だけど……」

「何が問題なんだ?」


「偶にちょっと怖い。それに、魔術を話している時の表情が生き生きとし過ぎていて怖い」


「お前ら……」


 それはちょっとひどい。それとも俺が慣れ過ぎているだけなのかな?あの爺さんも思い出したんだし、あの人の事も思い返してみるか。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ