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白銀の鎧と黄金の剣  作者: あかつきいろ
~過去語り編~
122/137

治療

割と短め


「面倒な事はさせないで頂きたい物ですね」

「申し訳ありません……。こちらの不手際の所為で」

「……はあ。もういいです。とりあえず、俺を現在の患者の所に案内して下さい」


 俺は少し真祖達と話をした後に、フレンと共にこの町で一番大きい病院に向かった。そこにはこの町にいる吸血鬼全員がいる病室を回った。


「これは……ひどいですね」

「ええ。そうですよね……。それでは、お願いします」

「分かりました」


「全てを零へ誘え――――最終元素(ラスト・エレメント)――――」


 俺は右手から白の波動を流し、全ての人に潜む病原菌を全滅させた。全ての人の治療が完了すると、俺はその場を去った。


 少数ながらも、こちらを見ていたからだ。いくら病原菌が全滅したと言っても、やはりまだ病人なんだ。急に動くべきじゃない。


「いいのですか?」

「別に構いません。俺は疲れたんで休みたいだけです」

「……そういう事にしておきましょう」


「ちゃんとワクチンは作って下さいよ?彼らは対抗が出来た訳ではないのだから」


「分かっています。……ありがとうございました」

「いえいえ。お気になさらず」


 俺はさっさと病院を出て、ホテルを探した。その後テレビを見たら、急に集団で病気が治った事に関してニュースが流れていた。


 自分でやったことながら、夢物語の様だなと思った。

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