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絶壁貧乳ペチャパイ子ちゃん! ~極上の貧乳女子好きな人に向けた作品~

作者: 栗野庫舞
掲載日:2026/04/24

女子「さすがにあなたよりは大きいよ。……大きいよね?」

 あなたは休み時間、独りで教室の自席に座って過ごしていた。


 近くの女子グループ四名のおしゃべりが耳に入る。会話が飛び交う中で、『ペチャパイ』という言葉に、あなたはつい反応してしまった。


 しかも――不運なことに、該当する女子と目が合った。即座にあなたは気まずく感じる。


「ペチャパイ好きなの?」


 まさかの当人に聞かれ、あなたは申しわけなく思いながらも、(うなず)いた。


 セミロングで暗い茶色の髪を左右の三つ編みにして正面に垂らした、地味でもそれなりにかわいい容姿の女子。


 彼女は、四人グループの中でも圧倒的に胸部が小さかった。あるいは、唯一平らだった。男子のあなたと比べても大差ないと言っていい。


 物好きがいてよかったじゃーん、なんて別の女子にからかわれ、その貧乳女子も合わせて笑っていた。


 休み時間が終わる少し前、彼女があなたの前に来た。


「……放課後、校舎裏に来てくれる?」


 こっそりと小声で伝えてくる彼女に対し、あなたは分かったと応じた。


 そうして放課後になった。


 あなたは校舎の外を歩いている。


 進みながら、あの時にペチャパイと言われていた女子のことを、あなたは思い出す。


 彼女はあなたにペチャパイと思われて、内心、非常に腹が立っていたのかもしれない。校舎裏に行ったら、もしかしたら報復を受けるんじゃないかと、あなたは恐れを(いだ)いていた。


 仮に悪いことがあるとしても――、彼女の貧乳自体には好感があった。どんな理由で呼び出されたのかも、気になった。


 あなたは、ひと気のない校舎裏に到着する。


「来てくれてありがとね。待ってたよ」


 三つ編み女子はブレザーを脱いだブラウス姿で、リボンもつけていなかった。


 近くのベンチには、彼女の物らしきブレザーやカバンがある。あなたもそのベンチの空いているところに自分のカバンを置いた。


 あなたが彼女に近寄ると、彼女はブラウスのボタンを全て外した。ブラウスの裾を外に出した。両手でブラウスを左右に開き、正面を(さら)した。


 痴女(ちじょ)だった。


 ただ、あなたは歓迎する。嬉しくてじっくり見てしまった。


 彼女は、白一色のハーフキャミソールを着けている。肩から細い紐で吊り下げた形状のインナーは、胸部の上が水平になっていて、凹凸(おうとつ)がない貧相な胸部を完全に隠していた。ハーフキャミソールなのでキャミソールよりも丈はずっと短く、お腹は丸見えだった。


「あなたは、ぺったんこが好きなんだよね?」


 肌着を(さら)したままの彼女に聞かれて、あなたはそうだと返した。


 目の前にいる三つ編みの女子は、女子高生としては、かわいい部類だろう。ただし、胸部周りだけは、迫力が致命的なぐらいに欠けている。小学生だと言っても通用するぐらいに。


 彼女の絶壁とも言える胸部をずっと眺めていたら、彼女に両腕を回されて密着された。


 まるで女児のような該当部分の感触は、硬い。胸部に触れて気持ちいいという感情がまるで()いてこない。


 それなのに、彼女の大胆な行動には興奮してしまう。


 背丈も同じぐらいで、顔が近い。


「……こういうことをしてあげたら、私にときめいてくれるのかな?」


 あなたの耳元で、彼女が良い声で(ささや)く。


「巨乳ってほどじゃなくてもいから、やっぱりせめて、並ぐらいの盛り具合は欲しいよね……。あぁ……悲しいなぁ……。あなただって、やっぱり本音では、他の子みたいな、おっきいのが好きなんでしょう?」


 彼女の甘い言葉を、肯定したい気持ちもある。けれども、貧乳好きだと認めた以上、あなたは異論を唱えたくもない。


 だから、そんなことないと否定した。巨乳よりもいいとつけ加えた。


「ふぅーん……。こんな貧乳、どこがいいの? 説明してくれる?」


 あなたはむしろ彼女に説明を求めた。


「え、私に言わせるの? うーん、どうだろう……。……重くないよ? まな板な分、大きい子よりも軽いから……例えば、お姫様抱っこの時なんかは、きっと楽だよ?」


 かわいい声でそんなことを言われるとは、あなたも思わなかった。


 せっかくなので、あなたはお姫様抱っこをやってみてもいいかと、許可を求めた。


「えっ、やってくれるっ?」


 彼女は顔を赤くして動揺し始めた。半裸で下着を見せていても、こんな顔にはならなかったのに……。


「……じゃあ、お願いしよっかな」


 ブラウス正面を閉めないまま、彼女は頼んできた。


 あなたは彼女の背中と膝の裏を支え、注意して抱き上げる。


 確かに彼女は軽かったものの、もっと小柄な女子のほうがきっと軽いんじゃないかと思った。けれど、あなたは余計なことを口にしない。


 あなたが視線を落とすと、はだけた彼女がいて、やはり興奮する。小さくても、白い下着と白の肌の組み合わせが素晴らしい。


 とりあえず、すぐ近くのベンチ前まで歩いて、あなたは彼女を丁重に()ろした。


「……ありがとう」


 彼女はベンチに置いていた制服を取ってちゃんと着終えた後、カバンを持った。


 帰るのかと思ってあなたもカバンを背負(しょ)うと、彼女はあなたの右腕に絡み、胸部を密着させた。平らでも積極的な行動で、あなたの彼女への好感度が上がる。


「今日は貧乳でも喜ぶ男子の顔が見られて良かったよ」


 喜ぶのは君が魅力的だからと、あなたは伝えた。


「ぺったんこなのに?」


 自分からぺったんこ言う君がかわいいと、あなたは返した。


「それじゃあ今から、ぺったんこペチャパイの私と、一緒にアップルパイを食べに行きましょうか」


 彼女の提案を受けたあなたは、グループの女子達と帰らないでいいのかと確認する。


「みんな、押して成功だったらそのまま進めって言ってくれてたの。だから今日は、私につきあってね!」


 彼女はあなたの腕を解放しそうにない。


 一緒に歩きつつ、距離感が近過ぎないかと、あなたは彼女に指摘する。


「逆だよ。あなたが私を安心させてくれるから、こんなにも私はくっつけるの。例え私が胸部の大きさで学年最下位だとしても、あなたは私を受け入れてくれるよね?」


 学年ビリなのにかわいい、と、あなたは言ってしまった。


「……うん、私も多分ビリだと思うけど、そういうこと、本人に言うぅ?」


 ごめんとあなたが言うと、彼女が腕から離れた。


「謝らなくてもいいから」


 彼女が足を止め、あなたも合わせて止まった。


 顔がりんご色になっている彼女と、向かい合った。彼女の緊張している様子が見て分かる。


「その代わり……私の……彼氏になってくれませんか? ……ダメかな?」


 そのお願いする姿を見て、あなたは分かったと(こた)えた。


「ありがとう、嬉しい! 私、中学の時に『絶壁貧乳ペチャパイ子』ってあだ名をつけられたこともあるけど、これからもよろしくね!」


 ここで自虐(じぎゃく)を持って来る彼女が、かわいい。


 貧乳クラスメイトは、あなたの貧乳カノジョになった。


 再び彼女はあなたの腕を抱いた。当てられている部分は、どこが胸部なのか分からない。分からなくても構わない。彼女はかわいいのだから、許される。


「『パイが小さい』って、市場全体で占めている割合が小さいって意味で、このパイとは関係ないらしいの」


 こんな知識を語る彼女もかわいい。


                    (終わり)

貧乳話でした。


最後までお読み頂き、ありがとうございます。『カイ・ゴカン』や『胸部だけで評価してるでしょ!?』など、胸部が主題の作品は他にもあります。気になったら、それらもお読み下さい。

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