#1 ゲームオーバー
俺、荒井 颯太は体格は少しやせ形で身長は少し高い、運動
神経は普通、髪型はベリーショートで顔は子供っぽいとよく言
われているが、はっきり言って平凡だと思う。
だが、俺はいじめを受けている。
最近はいじめが悪化してきて、少し疲れていた。
中学の頃はよくケンカしていたが、高校に行ったら真面目に
なろうとしていた...
なのにまただ、また殴り殴られの繰り返し。
もう俺がケン力をしないと知っておきながらいじめに来る奴
もいる。
だけどもう今は一方的にやられている。
そして、今日も滝沢 直人が話し掛けて来た。
「今日時間空いてるよな」
コイツはいつも俺をいじめようとしている。
「いや、ごめん空いてない...」
俺がそう言うと、いらただしげに。
「あ〜!ぜってえ来いよ!!来なかったらお前の家まで行ってでも
来させるぞ」
家族には迷惑をかけているので、これ以上はかけられない。
結局俺は行くことになった。
「じゃあ、午後11時にゲーセンで集合だ」
結局俺は行くことになり、一方的にやられまくった。
身体中が痛み、頭の中がボーッとしていた。
気がつくと俺は家の中の洗面所でナイフを持って立っていた
自分でもそんなことはしてはいけないとわかっていただけど、
毎日毎日もう疲れたんだ、俺は自分の首にナイフを振りかざし
た。
辺りが真っ暗になった、俺は死んだのか、いやだがまだ意識
はある手も動く、死にきれなかったのか、だけど今は痛みは無
い。
ここは何処だ、病院..なのか...湿った土の匂い....草木の青い匂
い......
ん?目が開きそうだ
「う、眩しい」
太陽の光がやけに眩しく何もみえなかった。
「あなたこんなところで何をしてるの?」
急に誰かが話し掛けて来た、優しい女の声だ。
少したったら目が慣れてきた、その時俺は驚いた今自分は草
木が生い茂る森で倒れていた!
さっき話し掛けて来た女は、赤い瞳で俺を見下ろしていた。
俺はとっさに立ち上がった。
「ここはレベルが高いモンスターが多いのよ」
「え、モンスター?」
「そうよ、見たところあなた強そうじゃないし、死んでしまう
かもしれない」
「早く家に帰りなさい!」
「送ってあげるから」
弱々しい白い肌には似合わないほど強く、力強い銀色がかっ
た白髪に似合わない優しい声で言った。
「いやいやいや、てか俺生きてるのか」
「ここは何処なんだ、モンスターってなんだよ!」
何が何だか理解できず、早口で言った。
「はあ〜生きてるに決まってるじゃない」
「そうなの?」
「本当に何もわからないの」
「モンスターっていうのはねえ..」
奥の草木が、ガサガサっという音を立てた。
不気味な唸り声、歯と歯がこすれ軋む音が聞こえた。
女は白髪をなびかせ後ろを振り向いた。
そして、姿を現したのはゲームやアニメで見たことがあるト
ロールそのものだった。
いや、それ以上に恐ろしい見た目かもしれない。
そのゴツゴツした緑色の巨体には似合わず、素早い動きで手
に持ったこん棒を振り落とした。
女は俺を抱き抱え、こん棒を避けた。
「こういう奴よ!」
そのまま走り抜けた。
ハ〜 俺は今どうなってんだ。
こんな目に遭うために自殺したのか。
いや違う一人になりたかったんだろ...
ばけもの
こんなモンスターが沢山いるような所に来たかった訳じゃな
い。
俺と女に暴れ狂うトロールの攻撃が降り注ぎ、周りの木々が倒
れる。
だが、女はダメージを受けながらも攻撃を避け続けた。
た。
俺はこのままで良いのか、見知らぬ一人の女に守られて。
このままじゃ駄目だ!このままじゃ駄目だ!!
その瞬間ボケットからはみ出している小さなナイフに気が付い
自殺するときに使ったナイフだ。
あまりこれは使いたくないが、仕方ない。
俺はナイフを握りしめ、女の手を払い落とした。
そのままトロールに突っ込んで行ったが俺に見向きもしない。
だが今はそんな事構ってはいられない。俺はトロールの足首を
切った。
すると一瞬だけ攻撃の手が緩んだ。
その一瞬で女は腰につけた真っ白な剣を引き抜きトロールの首
を切り裂いた。
「あなた何処へ行ったの!?」
少し焦ったように言った。
何故俺が見えないのだろう。
「あなたスキルを使ったの?」
「え、アイテム、スキル?」
「また!もういいわ、右上に小さな丸があるでしょ」
「そこに意識を集中させてみて」
「そしたらメニューが出てくるから、それを見なさい!」
気付かなかったけど、よく見てみたら右上に小さな丸い形をし
たアイコンがある。
これに意識を集中させるのか。
ほ、本当に出てきた。
アイテムとステータスがあるな。
ステータスでいいのかな。
えーとっ、Lv1、HP100、SP150って、ゲームかよ。
まあいい、今はそれどころじゃない!
ステルス
スキルは、"透明化"か...
ん?説明がある。何々、ユニークスキル透明化。
このスキルは自分や自分が触れているアイテム、またはキャラ
を透明化することができる。
また、このスキルの所持者は他のスキルを所持できない...
「災厄じゃねーか〜!」
投稿は遅いけどよろしくお願いします。




