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第3話 腐敗の街ジルエスタ
※※※前回まで※※※
エステブルクに見切りをつけた聖女レイコは周囲の静止を振り切り国を出る事にした。
そんな彼女の行く手を阻んだのはエステブルクでは無くザースデン神聖帝国の工作員達だった。戦端を開く前提で行動していた彼らは国を相手取る戦力をレイコに向けたのだった。
※※※レイコ視点※※※
「がっ!?」
これで二十三人目。
幾ら何でも多過ぎる。
それも全員手練れ。
簡単に集められる戦力じゃない。
(ギュルル♪)
あっ、動き過ぎた。
消化が、消化が………。
もう、出る。
出ちゃう!
う●こ、出ちゃう……。
あっ、トイレ、どこ?
トイレは、どこ?
トイレはトイレはトイレはトイレはトイレはトイレはトイレはトイレはトイレはトイレはトイレは………。
漏れる漏れる漏れる漏れるぅぅぅーーーーーーーー!!
※※※以下略※※※
「ごめんなさい、ごめんなざい……!!」
「違うでしょう。シフォン」
「お願い、このまぢを助けで!!」
《次回予告》
刺客を送り込んできたのはジルエスタ領主シフォンティーヌだった。明かされるとある組織の存在。レイコは敵の本拠地に踏み込む。
次回:秘密結社ベルゼブブ




