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第11話 祝福の宴
※※※前回まで※※※
エステブルクから派遣された全権大使を屈服させ、賠償の条件を流水教の国教化とジルエスタの復興という条件で講和条約を結ばせた聖女レイコ。
レイコは眠り続けるシフォンティーヌの顔を一目見てから、当初の予定通り国を出るつもりであったが、ジルエスタの歓迎がレイコを逃さない。
※※※レイコ視点※※※
まさか、講和会議が終わっても街に戻るまでトイレが無いなんてぇ!!
もう無理限界、我慢してから何時間っっ!?
いやぁぁぁーーーーー、決壊するぅぅぅぅーーーーーーーー!!
もう無理もう無理もう無理もう無理ぉぃぃーーーーーー!!!
おトイレぇ、おトイレはまだなのぉぉぉーーーーーーーー!!
もう半分出かかってるぅぅーーーーーー!!
産まれる、産まれちゃうぅぅぅぅーーーーーーーーー!!
※※※以下略※※※
「良かった、良がったぁぁ………」
目の方が、先に決壊した。
《次回予告》
祝福の声が届いたのか、目を覚ましたシフォンティーヌ。
しかし、秘密結社ベルゼブブに脅されていたとはいえ協力していたシフォンティーヌに居場所は無い。
次回:旅の仲間シフォンとスレイ