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公式企画に参加してみた ④ 2023年 なろうラジオ大賞5 

コスモスギャング団による異星間侵略戦争と誤算

作者: モモル24号

 コスモスギャング団は、宇宙海雲を荒らし回る最悪の星賊だ。


 大抵の文明はまだ星に生命の息吹を宿して間もなく、コスモスギャング団に狙われると対抗出来る技術力が育っていない。


 かつて地球にも何度となく襲来して、高度に育った文明さえ何度となく滅ぼされたと言われていた。


 しかしコスモスギャング団といえども今回の襲撃は間が悪かった。地球にはたまごのヒーローが誕生していたからだ。



 その頃地球圏では、花火に紛れてたまごのヒーローが宇宙空間を飛んでいた。オカルト女を怒らせてしまい、大気圏の外まで強制排除されたのだ。



 ────危うし、たまごのヒーロー!



 しかし宇宙空間に放り出されたたまごのヒーローには、ヒーロー保証がついていた。


 なんと、五年間だけ無償で特殊コーティング(たまご美白パック)が有効化されるのだ。


 そしてたまごだけに、タイミング良くたまたま遭遇したのがコスモスギャング団。たまごのヒーローは地球侵略宇宙軍の船に入り込む事に成功した。


 ご主人様であるオカルト女の御嬢にひと泡吹かせるべく、たまごのヒーローはコスモスギャング団の戦闘艦の実弾全てをたまごに変えた。


 核熱拡散砲(フレアスプレッダー)白身撹拌砲(メレンゲバブル)に変えておく。


 ……これで御嬢も白身したたるいい女にしてやれる。たまごのヒーローはニヤリと笑う。



 ────地球上の衛星から緊急事態を告げられた世界各国は、大混乱(パニック)に陥った。


 世界の首脳は、異星界人の侵攻で世界が何度か滅んだ痕跡がある事を知っていた。


 いまの地球の文明では、まったく持って敵わない事も……。


 コスモスギャング団の地球侵略宇宙軍戦艦群は、電磁フィールドを発生させながら太平洋に現れた。


 彼らの狙いは地球上の全ての文明国。なかでも毎回何かしら妨害を受ける日本が最初の標的だ。


 宇宙戦艦の数は三十。核熱拡散砲(フレアスプレッダー)による広範囲核熱攻撃が展開されれば、十数分で灰に出来る。



 ──コスモスギャング団が一斉砲火をした瞬間、白身撹拌砲(メレンゲバブル)により戦艦達は視界を失う。


 緊急発進(スクランブル)でやって来た日本の自衛隊機の新兵器と勘違いしたコスモスギャング団は、実弾による空爆に切り替える。


 未知の宇宙戦艦から発射される大量のたまご。後にエッグメテオ事件と呼ばれ、たまごだけにたまごボーロ事件とも言われた。


 雪山のある地方に、大量の温泉たまごが嵐のように降った事件。幸い死傷者はゼロ。


 異星間戦争は各戦艦の機器がたまごにより故障し、終結した。


 敵艦隊の撤退の陰に、たまごのヒーローの活躍があったことは誰も知らない。

 お読みいただき、ありがとうございました。この物語は、なろうラジオ大賞5の投稿作品となります。 


 武装とか細かな設定へのツッコミはなしでお願いします。たまごを壁に投げつける作品、感想などから着想を得ましたパニック作品、コメディ作品になります。


 応援、いいね、評価、ご感想等があればよろしくお願いします。

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