幕間 女装男、バレる。
ロミオとジュリエットの公演から二日後。季節は、六月に入っていた。
ビニール傘越しに上空を見上げてみると、空には分厚い雲が浮かんでおり、パラパラと雨粒が降っている姿が散見できる。
オレは傘を右手に持ったまま深く息を吐くと、左手でスマホを開き、地図アプリを開いた。
「‥‥‥‥ここで、合っているよな? 花子の家‥‥」
そう呟き、顔を上げて、目の前にある木造建築の二階建てのアパートを見上げる。
言い方は悪いかもしれないが‥‥今にも倒壊しそうな、まるで幽霊でも住んでいそうな様相の古い家屋だ。
ひび割れた煤けた外壁にはツタが巻き付いており、駐輪場と思しき場所には、大量の雑草が生い茂っている。
本当にここが花子の家なのかと首を傾げつつ、事前に花子から貰っていた住所と照らし合わせてみるが‥‥どうやらここが、花子の住居ということに間違いはなさそうだ。
オレは再び大きくため息を吐き、首を横に振った。
「ついに、この日が来てしまったわけだが‥‥果たして、どうやって切り抜ければ良いのだろうか‥‥」
昨夜、花子から、こんなメールが届いていた。
『――――青き瞳の者よ。監視カメラの件、まさか、忘れたわけではありませんね? 明日は、振り返り休日で偶然休校日です。なので、午前9時頃に私の家へ来てください。件の‥‥《どきどき~★如月 楓のグラビア撮影会~ポロリもあるよーっ♥》‥‥を、開催することに致します。あぁ、衣装はこちらで用意致しますので、ご心配には及びません。ではでは、明日、よろしくお願いしますですよ。真祖の吸血姫、フランチェスカさんより』
以前、オレは、茜のいじめ事件を解決するために、花子から監視カメラを貸してもらった。
その時に、あのオカッパ座敷童はカメラを貸しだす条件としてオレの水着姿のブロマイドを撮らせてくれと、ふざけたことを言ってきやがったのだ。
‥‥‥‥当然、男であるオレが、女性ものの水着を着てグラビア撮影会などできるわけがない。
そんなことになったら、ポロリではなくボロンをして、お巡りさんこちらです展開になってしまうこと間違いなしだろうからな。
だから‥‥だから今日は、誠心誠意謝罪し、土下座でも何でもして、花子には許してもらうことにしようと、ここに来たのだ。
あの女は変人ではあるが、悪い奴ではない。
きっと、ちゃんと話せば‥‥理解してくれるはずだ。
「‥‥よし。行くか‥‥」
スマホをポケットに仕舞い、片手で頬をパチンと叩いた後、オレは、花子の住まう部屋であるとされる、アパートの二階へと向かって‥‥軋む階段を登って行った。
二階の一番奥の部屋に、佐藤と書いてあった表札を見つけたので、多分、あそこが目的の魔王城なのだろう。
部屋の前に立ち、恐る恐るといった様子でインターフォンを鳴らし、ピンポーンと音が反響した、数秒後。
ドアの施錠がガチャリと外され、扉が開き、そこから、いつもの眠たそうな顔をした花子がひょこっと姿を現した。
「おはようございます、青き瞳の者よ」
「お、おはようございます、花子さん‥‥」
彼女は、全身真っ黒の――ゴスロリ風のネグリジェのようなものを着用していた。
肌の露出した面積の多いその衣装に、オレは思わずドキリとして視線を逸らしてしまう。
「? どうか致しましたか? 顔が赤いようですが?」
「い、いえ。何でもございません」
「そうですか? では、どうぞ、こちらへ」
「お、お邪魔します‥‥」
部屋の中へと入る。
すると、そこに広がっていた光景に、オレは思わず‥‥身体を硬直させてしまった。
「なっ‥‥!!」
玄関口からまっすぐと伸びた廊下の壁一面に張られていたのは、裸の女の子が、あられもない姿で犯されているイラスト‥‥エロゲのタペストリーの数々だった。
萌え系アニメのタペストリーが張られていたのなら、まだオレにも理解できる余地がある。
妹の部屋にも、それらしきものが多く散見できたからな。
だが‥‥この、素っ裸の女の子の絵が廊下の壁一面に張られている光景には‥‥流石のオレも、思わずドン引きせざるを得ないものだった
「は、花子さん、これは‥‥」
「フランチェスカさんです。‥‥あぁ、このエロゲのタペストリーたちのことですか? これらの殆どは、私が出演した作品の特典タペストリーなんですよ。こちらの‥‥アヘ顔ダブルピースをしている金髪の女の子は、私が声優を務めた『僕の愛する恋人がキモオタ野郎に寝取られてしまった件について』の、ヒロインの女の子です。同人で発売されたのですが、結果、人気を博して、商業作品までいった大人気NTR作品なのですよ」
「‥‥‥‥そう、ですか‥‥」
「あぁ、勿論、凌辱ものの作品ばかりではありませんよ。純愛ものの作品にも、私はいくつか出演しています。これでも、私、エロゲ作品の声優としてはそこそこ名を上げていると自負していますので」
腰に手を当てえっへんと鼻高々とするオカッパ座敷童。
オレはそんな彼女に引き攣った笑みを浮かべた後、コホンと咳払いをし、気を取り直して花子に向けて口を開く。
「花子さんは、確か、一人暮らしをしていらっしゃるのですよね?」
「そうですね。以前話した通り、私は孤児院出身なものでして」
そう言ってコクンと頷くと、花子はそのまま廊下の奥へとを歩いて行く。
靴を脱ぎ、傘立てに傘を差した後、オレもそんな彼女に習って、後を追って行った。
「あのレズ女と違って、私の両親は生きてはいるんです。ですが、世の中、親というものが全員が全員善人というわけではないでしょう? 子供を虐待する親もいるし、子供を捨てる親もいる」
「‥‥‥‥そうです、ね。世の中には親ガチャなる言葉もあるくらいですからね。誰もが善良な親から産まれてくるとは限らないのは事実です」
「ほう? その口ぶりから察するに、青き瞳の者もこちら側の人間なのですか?」
「ご想像にお任せ致します」
「ふむ‥‥前々から貴方と私は、どこか似た匂いがするとは思っていましたが‥‥なるほど、そういった共通点があったからこそ、度々、既視感を感じていたのかもしれませんね」
そう言って立ち止り、肩越しにこちらへと一瞬視線を向けた後。
花子は歩みを再開させ、廊下の奥へと辿り着き、扉に手を掛けて小さく呟いた。
「私の親は、ろくでもない人間でしたよ。暴力を使って子供を束縛しようとする‥‥典型的な毒親と呼ばれる存在でした」
ガラガラと引き戸を開けると、花子はこちらにニコリと微笑を浮かべ、手招きしてくる。
「どうぞ、入ってください」
オレはその言葉に頷きを返し、花子の部屋へと入っていった。
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「どうぞ、適当にお掛けください」
「し、失礼します‥‥って、私、これに座らなければいけないのですか‥‥」
テーブルの前に置かれていたクッションを手に取り、眼前に掲げてみる。
そのクッションに描かれていたのは、涎を垂らし、恍惚とした笑みを浮かべる、М字開脚をしている18禁の女の子のイラストだ。
‥‥何故、この部屋にあるものは、全部、女の裸のイラストがプリントされているのだろうか。マジで意味が分からん。
「あぁ、そのクッションのイラストが気になりますか? それは、私がメインヒロインを務めた、『ヌルヌルベチョベチョ触手学園』の―――――」
「いいえ、結構です。その情報は全くもっていりません」
「む‥‥そうですか‥‥」
何故かションボリしながら、オカッパ座敷童は向かいにあるベッドの上へと腰掛ける。
そんな彼女に呆れた笑みを向けつつ、オレは改めて花子の部屋を見渡した。
「しかし‥‥すごい部屋ですね。カメラの機材、ゴスロリ関連のグッズ、そして‥‥エロゲのグッズなど、色々なものが所狭しと置いてあります」
「ぬこ様もおります」
「ニャー」
「あ、本当だ」
足元にすりすりと身体を擦り付けてくる黒猫にオレは気が付き、その猫の頭をそっと撫でる。
「リヴァイアサンが初対面の人間にそこまで懐くとは。青き瞳の者はもしかして、動物好きなのですか?」
「どうでしょうね。私自身、動物と関わったことはあまりないのですが‥‥別段、嫌いではありませんね」
「ぬこ様は素晴らしい生き物ですよ。その動作のひとつひとつが愛らしくて、見ていてとても癒されます」
そう言って猫に微笑みを浮かべている花子は、いつもの無表情な顔とは打って変わり、年相応の可愛らしい無邪気な笑みを見せていた。
そんな彼女の顔を微笑を浮かべながら見つめていると、こちらの視線に気が付いたのか‥‥花子はオレに対してジト目を向けてくる。
「‥‥‥‥何か?」
「あ、いえ。花子さんもそんな表情をするのだなと、つい」
「私の顔がいつも無表情だから変に感じたのですか? それを言うならば、貴方も似たようなものでしょう、如月楓。基本的に貴方は、感情を表に出そうとはしない。いつも半目で、つまらなさそうに世界を見ている」
「似た者同士ですね。私たちはジト目シスターズ、といったところでしょうか?」
「何ですか、そのダサすぎるネーミングセンスは。勘弁してください」
そう言ってため息を吐く花子にフフッと笑みを溢した後、オレは意を決して、M字開脚の女の子のイラストクッションに腰かける。
花子はそんなオレの顔をジッと見つめた後、ニヤリと、突如邪悪な笑みを浮かべた。
「それでは、今から撮影会をしましょうか、青き瞳の者。約束通り今から貴方には、マイクロビキニを着て貰います。そして、ブロマイドを購入する飢えた男どもに向けて、媚び媚びのエロエロなポーズを取ってもらいますよ。ぐふふふふ」
「ぐふふふって、現役女子高校生とは思えない笑い方ですね‥‥‥って、そんなどうでも良いことは一先ず置いておくとして。花子さん、今日の撮影会、申し訳ございませんが‥‥他のことで埋め合わせをしてはもらえませんでしょうか?」
「む‥‥他のことで埋め合わせ、ですと?」
「は、はい。その、やっぱり私、水着を着て撮影するというのは、どうにも気恥ずかしさが上回ると言いますか‥‥。お、お洋服を着た状態でならば、いくらでも撮影してもらって大丈夫なんですよ! ただ、肌を露出させるのは、どうにも拒否感が‥‥。な、なので、水着だけはどうか、ご容赦していただけないでしょうか?」
「‥‥‥‥」
「それだけじゃ足りないというのなら、バイトして、カメラのレンタル料もお支払いいたします! ですから、どうか、今回は違った方向で取引の清算をしていただければと‥‥!! お願いします!!」
両手を合わせて、頭を下げて、誠心誠意、花子に向けて謝罪をする。
すると花子は短く息を吐き出した後、オレに対して声を掛けてきた。
「まぁ‥‥そうくるんじゃないかとは、薄々は感じていましたよ。分かりました。顔を上げてください、青き瞳の者」
「花子さん‥‥」
「私も鬼じゃありませんからね。今回は特別に水着は無しとします。‥‥コーヒーを淹れますが、飲みますか? とりあえず、一息ついてから話し合いをしましょう」
「は‥‥はい!」
花子はオレの返事にコクリと頷きを返すと、そのまま部屋の最奥にある台所の方へと向かっていった。
思っていたよりも、花子が話の分かる奴で助かったな。
もっと、譲らない姿勢を見せてくるものかと思ったものだが、すんなりと話が通ってくれて助かった。
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《佐藤 花子 視点》
「‥‥‥‥‥‥スースースー‥‥」
「眠りましたか」
目の前には、コーヒーを片手に持って机に突っ伏している、如月楓の姿。
私は右手に持っていた睡眠薬の箱を無表情で見つめ、静かに口を開く。
「まさか、市販の睡眠薬に、これほどの効果があるとは思いもしませんでしたね。‥‥いや、如月さんは一昨日の舞台で、疲労困憊で倒られていましたから‥‥身体に疲れが溜まっていて、逆に効果てきめん、だったのでしょうか。まぁ‥‥どうでも良い話です」
そう小さく呟いた後、睡眠薬の箱をテーブルの上へと無造作に放り投げる。
そして私は如月楓の両脇に手を挟み、ずるずると彼女を引きずりながら、ベッドの上へと連行していった。
身体を持ち上げて、天蓋付きの紫色のベッドの上へ彼女を乗せると、私はクローゼットの中からビキニを数点取り出し、再び如月さんの元へと戻って行く。
「流石に、マイクロビキニは勘弁してあげますよ。これは私なりの慈悲です」
ビキニを枕元へと置いて、私はベッドの上に立ち、如月さんの顔を上から見下ろす。
「本当に、綺麗な顔立ちをしていますね、貴方は」
私が男だったのなら、こんな美少女を前にしたら、ベタ惚れしていたこと間違いなしだろう。
こう見えても、私はかなりの面食いだ。
面食いすぎるが故に二次元しか愛せなくなった、そんな拗らせた人間が、佐藤花子という女なのである。
「‥‥‥‥ジト目シスターズ、か‥‥」
先程、私は、自分と如月さんは似ていると言ったが‥‥如月さんは完全に陽の人間で、私は完璧に陰の人間だ。
同じ無表情キャラで、性格の悪い嘘つきタイプの性格だとしても、そこが違えば、人としての本質は大きく異なるものとなるだろう。
私は、人とコミュニケーションを取ることが大の苦手だ。
私は‥‥過去、母に虐待された経験から、他人への悪意に敏感な性格になってしまった。
『あっ、この人、素で私のこと見下してるな』とか『この人、必死に隠しているけれど私のこと嫌いだな』とか、他人との会話の節々に見え隠れする悪意を敏感に感じ取ってしまい、結果、私はその人間との一切の交流を断ってしまう。
友人ができても、その友人の紹介でそういう悪意のある人間がグループに入ってきてしまった場合、私はそのグループから抜け、即座にフェードアウトする。
とにもかくにも、他人の裏に隠された悪意が、私は何よりも怖いのだ。
だから‥‥穂乃果が、私の前に如月楓を連れて来た時、私は恐ろしくて仕方なかった。
この少女は、私に悪意を向けてくる存在なのではないのか、と、そう恐れていた。
だが、如月楓は―――――私の観察眼を前にしても、よく分からなかった。
その本性が、まるで見えてこなかったのだ。
ただ、分かったのは、彼女は周囲に何か噓をついているということだけ。
私も同じ噓つきだから、彼女が、私と似た人種だということがよく分かる。
恐らく、如月楓は‥‥過去、誰かに傷付けられた経験があるのだろう。
彼女はよく、他人に気付かれないように、人を値踏みするように見ている時がある。
その、他人を観察する癖は‥‥私が人の悪意を探している時ととても似ているように感じられた。
でも、彼女は私とは似ているようで、その中身は全然違う。
如月楓は、人を惹き付ける陽の者。
私と違って、彼女は、いつも明るい。
その陰と陽を併せ持つ在り方がとても不思議な人だなと、彼女を見る度に、いつも私はそう思っていた。
「‥‥さて。そんなミステリアスな少女の裸体を、この目で見せてもらうといたしましょうか」
楓さんの制服のブレザーのボタンをひとつずつ外して行く。
そしてブレザーを脱がし終えると、次に、ワイシャツのボタンへと、私は手を掛けていった。
「申し訳ございません、青き瞳の者よ。私は、貴方が思うよりも狡猾な性格なのですよ‥‥‥‥ん?」
ワイシャツを脱がし終え、ついに、可愛らしいピンク色のブラジャーが見てきた‥‥その時。私は、何か、違和感を感じ取った。
「これは‥‥パッド、ですか?」
もしかして、如月楓は、貧乳なのを恥ずかしがって、パッドを胸に敷き詰めている‥‥?
でも、それにしては、パッドの量が多い気が‥‥。
「‥‥‥‥い、いや、これは、違います。ま、まさか‥‥」
如月楓の背中に手を回し、ブラジャーを外して、中のパッドを取ってみる。
すると、そこには―――――――。
「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥胸が‥‥な‥‥い‥‥?」
彼女には、女性特有の膨らみが、どこにも見当たらなかった。
まるで男のような分厚い胸板だけが、そこにはあるだけだ。
「‥‥‥‥ま、まさか‥‥まさか!!」
私は急いでスカートのチャックに手を掛けて、そのスカートを、ずるずると下に下ろして行った。
そこにあるのは、可愛らしいリボンの付いた、ピンク色の下着だ。
私はゴクリと唾を飲み込み、その下着に指を掛けて―――――スルリと、下ろしていった。
「―――――――――――――ぁ」
私の名は、神龍バハムートの血を引く真祖の吸血鬼、フランチェスカ・フォン・ロクサーヌ。
ヨウチューブの登録者数30万人弱と、そこそこの名を馳せている、Vtuberの中でも中堅的存在だ。
真祖の吸血鬼は、指先の血を一滴垂らすことで、即座に龍を召喚し使役することができる最強の存在。
吸血鬼フランチェスカにとって、龍とは恐れる存在ではなく、使役し、敵を屠るための道具にしかすぎないのだ。
なの、に‥‥。それ、なの‥‥に‥‥。
「バ‥‥バハムートォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッッッ!?!?!?!?!?」
目の前に突如現れた破壊神龍バハムート(チ〇コ)に、私は思わず気が動転し、叫び声を上げ‥‥ベッドから転げ落ち、そのまま気絶してしまったのだった。
仙台の外れにある、安アパート、遠野ハイツ102号室。
その部屋の中に広がっていたは、ベッドの上で下半身丸出しで眠っている女装男と、ベッドの脇で白目になって倒れ伏すオカッパ頭の少女という、意味の分からない光景であった。
幕間を読んでくださってありがとうございました。
実は、この作品は今回のお話で終了…する予定だったのですが、数人でも読んでくださる方がいらっしゃるご様子なので、もう少しだけ続けてみようかと思います。
書籍化などは到底無理な小説だと思いますが、書いていて個人的にとても楽しかったので、思い入れがある作品です。
ここまで読んでくださった皆様、本当にありがとうございました。
もしかしたら投稿が途中で遅れたりすることもあるかと思いますが…お付き合いいただければ、幸いでございます。




