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一文字物語

作者: 長野晃輝

「鏡は嫌いです」

 とあなたは言う。

「どうしてです?」

 とわたしは尋ねる。

「だって鏡はいつだって嘘を吐くのよ? そんな相手を好きになれる?」

 嫌悪感を露わにわたしを睨む。

「本当に?」

 わたしはあなたと全く同じ表情で睨む。

 あなたは急に無表情になり、右手に持った木槌を振り上げる。

 わたしも左腕を振り上げる。

「だって鏡はいつだって左右反対のわたししか映さないですもの。そんなの真実じゃないわ」

 あなたは、わたしを砕いた。


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― 新着の感想 ―
[一言] 鏡はそのままを映す、しかし左右反対だから嘘。なるほど、面白いと思いました。 左右対称なのに上下は逆転していないのは何故か、一度聞いたことあったのですが綺麗さっぱり忘れてしまいました。なんか…
2014/12/28 14:23 退会済み
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