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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

The world of JJ...

自由を語り合う~JJの理論~

作者: 白木院 初

体験者:AA

シークレット相談所:JJ

「自由?自由と言ったな君。」


「はい。」


僕は、自由を望んだ。

シークレット相談所のJJは僕の相談を聞く。


「自由になって何がしたい?」


「自由に生きたい。」


「そうか。お前は生きれないぞ。自由になれば。必ず。」


僕は首をかしげた。


「どういう意味だ。JJ。自由になったならなぜ生きれない。」


「自由の条件。


 一、支えないこと


 一、支えられないこと


 これが自由の条件だよ。君。」


「さっぱりわからない。」


「まず、自由の意味を知ることだよ。

『他のものから拘束・支配を受けないで、自己自身の本性に従うこと。』

 と、される。

 と言うことは、


 一、支えられないこと


 の意味はわかると思うけど、他のものと関われば、そこで、君の利益・不利益のために使えることになるのだから、君にとっても他のものにとっても相手がいるだけで自由ではなくなるのだよ。

 そして、同じように、自己自身の本性に従うこと、とは


 一、支えないこと


 の意味がわかる。

 つまり、相手のことを気遣ってしまうだけで自分の本性には従えないんだよ。だって、関わったそこで相手の本性が混ざってしまうからね。」


僕は意味がわからなかった。

いや、唖然としていた。

気づいてしまった。


「自由って事はもしや、生きれない?」


「だから言っているだろう?

 自由になりたいなら、

 人とも、この世に生存する者、物、すべて。そして、お前の身体、心臓も。

 無くさないといけないな。

 お前の存在自体もな。

 さて、君は生きるか、自由になるか、どっちかを選ぶんだ。

 次の実行屋のPPに頼まなくてはならないぞ。」


JJは携帯を持ち、こっちを見てくる。


「んじゃ、僕は楽しく生きたい。」


「楽しく?楽しくとは?」


「みんなとわいわい出来る暮らしがいい。」


「そうか、お前個人は出来るが皆となれば不可能だな。

 お前が言う皆とやらが名の上げるものだとするなら可能だが。

 どっちかな?」


「?僕は世界中のみんながって思うけど・・。」


「そうか・・じゃあ無理だ。楽しくなるなら、誰かが苦しまなければならない。不可能だよ、君。」


「じゃあ、皆が自由に幸せに生きれるように。」


「?君、さっきの話を聞いていなかったのかい?自由にか、生きるを選べ。幸せは、不幸な奴を生む。」


「じゃあ、自由で。」


「いいのかい?僕の話を聞いていたのかい?」


「えっ?自由っていいことでしょ?」


「・・・了解したよ。人それぞれ正義の意味は違うからね。」


JJは携帯でPPという人に言った。


その瞬間世界が真っ白になっていった。


「あ・・・」


僕は忘れていた。

すっかり忘れていた。


忘れていたなんて済まされないことなのに

それさえも消えた。



「さぁ、自由になろう。」


「あの・・・元に戻してもらっていいですか?」


「・・・ふふっ、時間は進むもんさ。後には引けないよ・・・。」



そうして、僕らはいや・・語るものもいないのにこの文があるなんておかしいよね。

そのうちPPさんが実行してくれるんじゃないかな?


みんな消えた。全て消えた。

消えたと言うことも消えた。

 



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