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【書籍化決定】 ダンジョンのお掃除屋さん〜うちのスライムが無双しすぎ!?いや、ゴミを食べてるだけなんですけど?〜  作者: 藤村
第8章 最中と三竦みの策謀編②

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まさかの展開!?

「――ということがありまして。それで、須藤さんなら何か名案が思い付くんじゃないかなって思ったんですけど」


 私が連絡すると、須藤さんはすぐに応対してくれた。


 今日は土曜日だから、仕事が休みだったんだね。


「なるほど。そういうことでしたら、とっておきの方法がありますよ」

「え、本当ですか!?」

「ええ。最中ちゃんさえよろしければ、適当なE難度ダンジョンで落ち合いませんか?」


 うう、やっぱり須藤さんは良い人だよ。

 せっかくの休みだっていうのに、こんなにも親身になって話を聞いてくれるだなんて。


 あれ?

 でも、須藤さんっていま謹慎処分を受けてるんじゃ?


 そのことを聞いてみると、


「問題ありません。確かに今の私は謹慎処分を受けています。探索者活動を行えば相応の処罰が下るでしょう。ですが、ちょっとした裏技があるんですよ」

「うらわざ……?」

「とにかく私の心配は無用ということです」


 こうして、私とライムスは須藤さんから送られてきた位置情報を元に、E難度ダンジョンへとやってきたのだった。


#


「須藤さん、おはようございます!」

『きゅぴっ!』

「おはようございます。最中ちゃんもライムスくんも元気そうで何よりです。そうだ、この前の配信見ましたよ? ドッキリにかけられたときのリアクション、ふふっ、最高でした」

「うう、恥ずかしいです……。ところで、その荷物は何なんですか? それにその恰好。私が言うのもヘンですけど、須藤さんにしては普通すぎるというか……」


 須藤さん――影乃纏は、ダンジョンに潜る時はいつも決まった格好をしているよ。


 上下は黒のパンツスーツで、その上から濃紺のローブを羽織る。そしてフードは目深に被るから、なかなか目元が見えにくくなっているよ。


 思えばそれは、影乃纏と須藤光を結びつけないための工夫だったんだね。


 けれど今日の須藤さんは上下黒のパンツスーツに身を包んで、眼鏡を掛けて、耳にはイヤモニを装着しているよ。


 それに、大きなローリングバッグまで持ってきている。


 なんていうか、テレビ番組のスタッフみたいな感じになっちゃってるよ。


「言ったじゃないですか。ちょっとした裏技があるって」


 そう言って、須藤さんは勿体ぶるようにローリングバッグを開けた。そしてバッグの中から登場したのは、黒光りする四角い物体だった。


 見るからに重量感満載のそれは、中心部分には丸い硝子が埋め込まれてきて、まるで私のことをじーっと見つめているような感じがするよ。


 そして持ち手部分のすぐ真上に楕円形のスポンジ――あれはマイクだね。


 もしかして須藤さんの言っていた裏技っていうのは……。


「ふふっ、驚きましたか? これが裏技の正体ですよ。今日の私は探索者じゃない。最中ちゃん専属のカメラマンなのです!」


ここまで読んで頂きありがとうございます!

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ダンジョンのお掃除屋さん〜うちのスライムが無双しすぎ!?いや、ゴミを食べてるだけなんですけど?〜
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