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【書籍化決定】 ダンジョンのお掃除屋さん〜うちのスライムが無双しすぎ!?いや、ゴミを食べてるだけなんですけど?〜  作者: 藤村
第8章 最中と三竦みの策謀編②

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第87話 困ったときには

 さてと。

 そろそろ、あの問題と向き合う時が来たようだね……!


 私はテーブルの上に置かれた1枚のカードに視線を落とし、大きく息を吐いた。


 ――――――――――――――――――――

 天海最中あまみもなか:Lv13 女 22歳

 HP63

 MP25

 攻撃力31

 防御力29

 魔法攻撃力18

 魔法防御力18

 素早さ40

 職業:魔物使い

 ――――――――――――――――――――


『きゅう?』


 私の隣で、ライムスが不思議そうに目を丸くする。


 私はライムスを抱きしめて、んにゅぅ~~~っ! と顔を埋めたよ。こうするとストレスが発散できて、すっごく気持ち良いんだよね~。


『ぴぃ~~!』

「ふふっ、ライムスも気持ち良さそうだね?」

『ぴきゅう~~』


 それにしても、やっぱり私ってちょっと弱いよね……?


 今はF難度ダンジョンやE難度ダンジョンを潜っているけれど、いずれは高難易度ダンジョンもお掃除したい。


 それにレベルが上がれば、低難度ダンジョンのモンスターは脅威にならないから、それだけお掃除の効率が上がるよね。


「そろそろレベリングしたほうがいいかなあ」


 目標はLv.25ってとこかな?

 それくらいまでレベルを上げれば、D難度ダンジョンにも潜れるようになるからね。


 とはいえ、12もレベルを上げるっていうのはなかなかに大変だよね。


 前にやったゴブハナループは、私が初心者だから効果があった。けれどレベルが上がってくると得られる経験値が減るから、前ほどの効果は得られない。


「メタリッカ族が出るのはC難度以上のダンジョンだしなぁ。ま、黄金の森は例外だけどね。ねえライムス、なんかいい方法ないかな?」

『ぴきゅっ、きゅい!』

「ん? 地道に頑張るのが一番だって? それを言われると返す言葉がないよ」


 でも、急がば回れって言葉もあるしね。

 ライムスの言う通り、地道に頑張ろう!


 そうと決まれば、さっそくスケジュールを作っていくよ!


「まず、月・水・金・日をお掃除配信にして、残りの火・木・土をレベリング配信にしよう。それでレベルが上がってきたら、週5日をお掃除配信にすればいい感じにバランスが取れそうだね」


 あとは要所要所で休みの日を作れば、身体を壊すこともないよね?


 とはいえいきなりこのスケジュールで活動するのも大変そうだし、とりあえず今週は配信をお休みして、無理なく活動できるかどうか調整してみよう。


 もし厳しそうなら、どこかの曜日を削って休みにしちゃおう。何事も無理は禁物。体調を壊しちゃったらせっかくの計画も無意味になちゃうからね。


 こうして私のレベル上げ計画が始まったのだけれど――。


#


 翌週・6月15日、土曜日。


「うう、まさか一週間経ってレベルが1つも上がらないとは思わなかったよ……。ライムス、どうやら強くなるっていうのはそう簡単じゃないみたいだね」

『ぴきゅいっ!!』


 ふふっ、ライムスったら相変わらず元気いっぱいだね。おかげでこっちまで元気が出てくるよ。


 とはいえ、一週間で1つも上がらないってのは流石に少し落ち込んじゃうよ。


 もしかして私のやり方が悪いのかもしれないね?


 こういう時、須藤さんならもっと良い方法を考えるんだろうね。他でもない、須藤さんはゴブハナループを生み出した張本人なのだからね。


「……ん? ていうか、こういう時は須藤さんに聞いてみればいいんじゃ?」

『きゅいきゅい!』

「あははっ、そうだね。何も、1から10まで全部自分一人でやらなきゃいけないって決まりはないもんね」


 困ったときは人を頼る。

 そんな当たり前のことを忘れかけていたよ。


「よし、さっそく須藤さんに連絡してみよう!」


 須藤さんなら、きっと名案を思い付いてくれるはずだよ!

ここまで読んで頂きありがとうございます!

面白い、続きが気になる、期待できそうと思って頂けた方には是非、ページ↓部分の☆☆☆☆☆で評価してほしいです。☆の数は1つでも嬉しいです!そしてブックマークなどもして頂けるとモチベーションの向上にも繋がりますので、なにとぞ応援よろしくお願いします!!

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お読みいただき有難うございます!
ダンジョンのお掃除屋さん〜うちのスライムが無双しすぎ!?いや、ゴミを食べてるだけなんですけど?〜
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