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【書籍化決定】 ダンジョンのお掃除屋さん〜うちのスライムが無双しすぎ!?いや、ゴミを食べてるだけなんですけど?〜  作者: 藤村
第8章 最中と三竦みの策謀編②

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第82話 ドッキリ企画(蒼神フーラ視点)

「みんな、聞こえてる~?」

「あーあー。こちら加々美咲。マイクテスト、マイクテスト」

「わーいわーい、てすとてすとぉ~~」

「あっ、コラ、ふらん! 邪魔をするんじゃないっ!」


 今日、私たちは都内某所のE難度ダンジョンにやってきていた。


 このダンジョンは、実は最中ちゃんがお掃除配信をしてるところなんだよね~。


 私はカメラとマイク機能が正常に作動してることを確認してから、咲ちゃんとふらんちゃんをぐいっと抱き寄せて、高らかに宣言した。


「今日の企画は【第3層でダンジョン飯やりながら待ち伏せしてみたドッキリ!!】だよっ! 実はね、第3層のお掃除はスタッフさんと協力して終わらせちゃったんだ! だから、あとは最中ちゃんたちを待つだけなんだよね~」

「ふふっ。最中ちゃん、きっと驚くだろうね。まさか私たちが先回りしているだなんて、夢にも思わないだろう」

「ふらんね、早く最中ちゃんとライムスきゅんに会いたいなぁ。それに、ギルさんに伊藤さんも一緒みたいだし! すっごく楽しみっ!」

「ということで、さっそくダンジョン飯の準備に取り掛かろう!」


 まずは咲ちゃんがバーベキューコンロに火を付ける。


 そしてふらんちゃんには、私と一緒に、トングを使って食材を乗せていってもらうよ。


「いい? 近付きすぎたらヤケドしちゃうから、気を付けるんだよ?」

「うん、だいじょうぶ! ふらんね、ヤケドしないように上手にできるよ!」


 ふらんちゃんは私の真似をして、ヒレステーキを焼き網の上に置いた。すると、ジュゥウ……と油の弾ける音と共に、食欲をそそる香りがふわりと舞った。


「わあお! ねぇねぇフーラちゃん、お肉がパチパチってなってるよ!」

「ふふっ、本当に美味しそうだね!」


 お肉の次は、野菜を焼いていくよ。

 

「今日は、いろんな野菜を持ってきたんだ。ピーマンにパプリカ、たまねぎ、ズッキーニ、とうもろこし、ナスでしょ」

「あっ、かぼちゃもある! ふらん、かぼちゃ甘くてだーいすき!」

「もちろん、海鮮類もたくさん用意してあるぞ」


 咲ちゃんがクーラーボックスを傾けて、中身を自慢するようにリスナーに見せる。すると狙い通り、コメント欄がさらに盛り上がった。


 流石は咲ちゃんだね。

 こういうところも抜かりないね。


「エビ、イカ、ホタテにカキ……う~ん、カキは少し独特な味がするから、ふらんには向かないかもしれないな? もしも口に合わなかったら、残りは私が食べてやるとしよう」


 うん、本当に抜け目ないよね。

 でもね咲ちゃん、そうはさせないよ?


「咲ちゃんってば面白いこと言うね。でも大丈夫だよ。ふらんちゃんが残した分は、代わりに私が食べてあげるからね」


 ふらんちゃんとの間接キッス。

 そんなの、抜け駆けさせるわけにはいかないからね!


 私と咲ちゃんの間で、バチバチと火花が散る。

 ふらんちゃんはそんなことはお構いなしに、上機嫌な様子で野菜を乗せていった。


 うん、こういうマイペースなところがふらんちゃんの可愛いところだよね!

ここまで読んで頂きありがとうございます!

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ダンジョンのお掃除屋さん〜うちのスライムが無双しすぎ!?いや、ゴミを食べてるだけなんですけど?〜
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