表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【書籍化決定】 ダンジョンのお掃除屋さん〜うちのスライムが無双しすぎ!?いや、ゴミを食べてるだけなんですけど?〜  作者: 藤村
第8章 最中と三竦みの策謀編②

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

85/126

第81話 お掃除バトル!

 みんなの協力のお陰で、無事に第1層を掃除することができたよ。


 私はまだLvが13しかないから、E難度ダンジョンのモンスターでも苦戦しちゃう。


 でも伊藤さんやギルさんは私なんかよりよっぽど強いから、モンスターとエンカウントしてもすらすら進むことができたよ。


 そしてライムスは、伊藤さんやギルさんたちに負けないように、いつも以上に張り切っていたよ。


 活躍を奪われないように頑張るライムスは、とにもかくにも一生懸命ですごく可愛かった。


 もしかしたらライムスは、ライバルがいるほうが燃えるタイプなのかもしれないね。


 第2層にやってきた私たちは、引き続きお掃除をしていくよ。


「さて、ここからが本番だな」


 ギルさんが腰に手を当てながら言った。

 ゴミは、第1層よりも明らかに多いね。

 他の冒険者たちが食べたあとの包装紙や、壊れた武器の残骸らしきものも見えるよ。


「こんなにポイ捨てするなんて、マナーがなってないよね」


私はため息をつきながら、ライムスに指示を出した。


「ライムス、いつも通りお願いね!」

『きゅぴっ!』


 元気な返事とともに、ぷるぷると地面を這って、次々とゴミを食べていったよ。


 壊れた武器の金属片も、ライムスにとっては栄養になっちゃうみたいだね。


 ふふっ。

 あんなに美味しそうに食べちゃって。


 ライムスにとっては、ゴミが散らかってるダンジョンは楽園かもしれないね。


「ライムスくんは働き者だね」


 感心したように呟きながら、伊藤さんがゴミを集めていく。


 こうやって褒められると、私としても鼻が高いよ。


 まあ、ライムスにとってはご馳走を美味しくいただいてるだけなんだけどね……。


「俺たちも負けてられないな。ケンジ、ユーリ、ミレイ! もっともっと気合い入れてけよっ!」

「言われなくても……そのつもりだし……!」

「ほんとそれ~。それにウチ、勝負で手抜きしたこと無いしね」

「え、いつの間に勝負になってたんですか? 普通に掃除してるだけのつもりだったんですけど」

『きゅいきゅい、きゅぴーーっ!!』

「あははっ! ライムスってば、もっともっとやる気満々になっちゃったみたいだね!? よおーし、私だって負けないからね!」


 これはもう、ただのお掃除じゃないよ!

 

 どれだけたくさんのゴミを取り除けたか。

 どれだけダンジョンをきれいにできたか。


 お掃除系Dtuberとしての誇りを掛けた、仁義なき戦いだよ!


「この戦い、絶対に負けるわけにはいかない! ライムス、もっともっと動きを早くするよ!」

『きゅいぃっ!!』


 こうして、私たちのお掃除対決が幕を開けた――!!

ここまで読んでいただきありがとございます!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
お読みいただき有難うございます!
ダンジョンのお掃除屋さん〜うちのスライムが無双しすぎ!?いや、ゴミを食べてるだけなんですけど?〜
連載中です!
気に入ってくれた方は『ブックマーク』『評価』『感想』をいただけると嬉しいです こちらも覗いていただけたら幸いです
ダンジョンのお掃除屋さん〜うちのスライムが無双しすぎ!?いや、ゴミを食べてるだけなんですけど?〜
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ