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【書籍化決定】 ダンジョンのお掃除屋さん〜うちのスライムが無双しすぎ!?いや、ゴミを食べてるだけなんですけど?〜  作者: 藤村
第8章 最中と三竦みの策謀編②

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第79話 みんなで大掃除!④

 伊藤さんが加入したあと、私たちはチーム分けを行った。


 全員で一塊になって歩いてても意味が無いからね。

 チーム分けはグーチョキパーで決めたよ。

 グーを出した人と、チョキを出した人と、パーを出した人とで別れる奴だね。


 ちょうど6人いるから、2人1組で3チーム。

 3人以上が同じ手を出した場合はやり直しになるから、ちょっと時間かかるかなとも思ったんだけど、たったの2回で綺麗にチームが分かれたよ。


 まずはギルさんとミレイさん。

 そしてユーリちゃんとケンジくん。

 最後に残った私と伊藤さんがチームを組むことになった。


「ふふ、やっぱり俺たちには何かしら運命めいたものがあるのかもしれないね?」


 そう言って微笑みを浮かべる伊藤さんに、ライムスが『きゅうっ!』と威嚇した。


「わおっ、ビックリしたぁ!」

「すみません。ちょっと嫉妬しちゃったみたいですね。も~、ダメでしょライムス」

『きゅいっ! ぴきゅい!』

「ん? モナちゃんと運命で結ばれてるのは僕のほうだって?」


 私は伊藤さんと顔を見合わせて、それから二人で大きく笑ってしまった。するとライムスはもっと怒ってたけど、でも笑っちゃうのも仕方ないよね。


 だって、あまりにも可愛すぎるんだもん!


「あははは、はー。ライムスくん、キミは本当に可愛いスライムだね。こんなに可愛いスライムに好かれているだなんて、最中ちゃんのことが羨ましくなっちゃうな」

「えへへ、そう言ってもらえて嬉しいですよ。さてと、お喋りはこの辺にして、そろそろお掃除を始めましょうか」

「そうだね。それで最中ちゃん、一つ提案があるんだけど……」

「え? 提案ですか?」


#


「みんな、おはよー! 今日は昨日の続きから配信していくんだけど、なんと今日はスペシャルなゲストが来ているよ! それじゃ早速登場してもらうね? じゃじゃーん、伊藤真一さんです!!」

「やぁやぁ、どうも。伊藤です。おー、さすが最中ちゃん、すごいねぇ。とんでもないコメントの盛り上がりだ」


 伊藤さんからの提案は、お掃除配信に自分も出演させてほしいというものだったよ。


 むしろ私のほうからお願いして、ダンジョンのゴミ問題に触れて欲しいと思っていたから願っても無い申し出だったよ。


 私はスマホを手に取って、コメント欄に目を通す。

 コメントは破竹の勢いで流れていて、まるで滝のようになっていたよ。正直、ずっとこの画面を見ていたら目が回っちゃうかもね。


 伊藤さんはさすが最中ちゃんなんて言って褒めてくれたけれど、私からすれば、さすが伊藤さんって感じだよ。


 これだけ大盛り上がりなら、きっと多くの人にゴミ問題について考えてもらえるよね。せっかくだし、あとでギルさんたちにも出演してもらおう!

ここまで読んで頂きありがとうございます!

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お読みいただき有難うございます!
ダンジョンのお掃除屋さん〜うちのスライムが無双しすぎ!?いや、ゴミを食べてるだけなんですけど?〜
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