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【書籍化決定】 ダンジョンのお掃除屋さん〜うちのスライムが無双しすぎ!?いや、ゴミを食べてるだけなんですけど?〜  作者: 藤村
第8章 最中と三竦みの策謀編②

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第78話 みんなで大掃除③

「おおっ、それは最中さんのゴールド・ソードじゃないか!」

「驚きましたね。まさか伊藤さんが手にしていたとは」

「これって……運命ってヤツ……?」

「運命? ユーリ、あんたロマンチックだねぇ」


 そんなやり取りをするギルさん一行に向けて、伊藤さんがパチン! と指を鳴らした。


「まさにその通り、これは運命だよ! それに、後出しに聞こえるかもしれないけれど、ダンジョンの不法投棄問題には以前から思うところがあってね。そんなワケで、今回のゴミ掃除を俺にも手伝わせてほしいんだ。もちろん無理にとは言わない。そちらにもいろいろと事情があるだろうからね」


 え、え、ええ~~~~!!??

 まさか伊藤さんからこんな提案をされるなんて、思ってもなかったよ!


 伊藤さんはテレビにも出てるし、最近ではタレント活動もしていたくらいだよ。


 そして何より、私が初めて潜ったホールでイレギュラーを討伐して、多くの探索者の命を救った英雄!


 ゴールド・ソードが当選したことといい、もしかしたら本当に運命だったりして……?


 私は大きく深呼吸をした。

 今は軽くパニック状態になっちゃってるから、こういう時こそ落ち着きを取り戻さないと。


「はぁ、ふぅ。すぅ、はぁ~」


 私は気持ちを落ち着かせてから、ギルさんたちに向き直った。


 こういうのは私一人で決めていい問題じゃないからね。


「ギルさん、伊藤さんはこう言ってくれてますけど、どうしますか?」


 人が増えるのは有難いけど、もしダン飯をするってなったら食材が足りなくなるかもしれない。


 私の懸念を察してか、ギルさんは「問題ないさ」と笑った。続いて、ケンジくんも頷く。


「ちょっとした伝達ミスがありましてね。今日はいつもより多く食材を用意してしまったんですよ」

「正直なところ、全部食べ切れるか微妙なところだったんだよね~。ま、その分ユーリには負担掛けちゃってるけど」

「この程度ならヘーキ。あと10㎏くらいなら収納できる……」

「とまぁ、そういうことだ。それに、人が増えるってんならそれだけ早くお掃除が終わるってことだろう? それなら、断る理由なんてないってなもんさ」


 こうして、私たちのチームに伊藤さんが加わることになったよ。


 伊藤さんは英雄と呼ばれていて、老若男女問わず多くのファンがいるよ。そんな人が配信で不法投棄問題について触れてくれたら、たくさんの人が認識を改めるかもしれない。


 こんなにも頼もしい助っ人が加わってくれるだなんて、まさに百人力って感じだねっ!

ここまで読んでいただきありがとうございます!


また、本日より新作

【俺だけポイントアップなダンジョンライフ~女神の試練で覚醒しステータスの割り振りが可能になった俺は、レベル1にして全能力値最強の探索者へと至る~】

という作品の投稿を開始します。

こちらの作品も★★★★★やブックマーク、いいね等での応援よろしくお願いします!

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ダンジョンのお掃除屋さん〜うちのスライムが無双しすぎ!?いや、ゴミを食べてるだけなんですけど?〜
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