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【書籍化決定】 ダンジョンのお掃除屋さん〜うちのスライムが無双しすぎ!?いや、ゴミを食べてるだけなんですけど?〜  作者: 藤村
第7章 最中と三竦みの策謀編①

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第62話 視聴者プレゼント!

「さて。これよりドロップ品の分配を始めたいと思うわけなのだが……」


 三ノ宮さんが『黄金の木』がドロップした金色に輝くロングソードを振りながら切り出した。


 そんな三ノ宮さんに「論じるまでもないだろう」と山本さんが歩み寄って、金色のロングソードをひったくる。


「この『ゴールド・ソード』は天海最中のものだ。この中に異論のある者、挙手せよっ!」


 しかし、誰一人として手を上げる人は出なかったよ。

 それどころか――。


「ううう、最中さんが来ていただなんて感激です! それに、あの状況を打開して私たちを助けてくれた。命があっただけでも儲けものです、それ以上は望みません!」

「俺も同意だ! 今回ばかりは年貢の納め時かとも思ったが、モナちゃんのお陰で難を逃れることができた。本当にありがとう、これからも配信応援してるぜッ!!」

「僕なんて首を締めあげられて気を失ってたくらいですよ。でも、こうして助かったからには次に活かします。それに、ウマい話はないって勉強にもなりましたしね!」

「モナちゃん、それにライムスくん。本当にありがとう!」

「ありがとな!」

「ありがとうございますっ!!」

「ありがとーーっ!!」


 こんなに大勢の人に「ありがとう」って言われたのは初めてで、すごく恥ずかしいというか照れるというか……。


 でも、みんなが助かって良かった。

 『黄金の木』を直接的に倒したワケじゃないけれど、少しでも討伐に貢献できたなら嬉しいよ。


「ライムス、みんなが「ありがとう」って言ってくれてるよ? えへへ、なんだか照れちゃうね」

『ぴ、ぴゆい……」


 ふふっ、ライムスも目に見えてテレテレッって感じで可愛いね。


「というワケだ」


 そう言って私の前に立つと、山本さんは青髪をたくし上げながら『ゴールド・ソード』を手渡してきたよ。


「天海最中、それは君のモノさ。君の作戦のおかげで『黄金の木』を倒すことができたのだからねッ。遠慮せずに受け取るといい!」

「そういうことなら有難く頂戴します。でも――この『ゴールド・ソード』を私が使うことはありません。そもそも金っていうのは金属の中でも柔らかいらしいしね。武器としては実用的じゃないよ。というワケで」


 私は上空でホバリングするドローンに向かって、100点満点の笑顔を作りながら『ゴールド・ソード』を天高くに掲げた。


「この『ゴールド・ソード』は視聴者プレゼントにしますっ!!」

「ほうっ、視聴者プレゼントときたか。クク、報酬を受け取るや否やすぐさまエンタメに昇華してしまうとは。天海最中、お前は生粋のDtuberだな!」

「えへへ、そんな褒めたってなにも出ませんよ? ――ちなみに応募方法やその他概要はこれから決めていくので、続報を楽しみに待っててね! それじゃ今日の配信はここまでにするよ、見に来てくれたみんな、ありがとねっ!!」


 こうして、私とライムスの『黄金の木』を巡る冒険は幕を降ろし。


 そして6月1日。


 ついに、私とライムスの『きららアカデミー』歓迎会が始まろうとしていた……!!

ここまで読んで頂きありがとうございます!

面白い、続きが気になる、期待できそうと思って頂けた方には是非、ページ↓部分の☆☆☆☆☆で評価してほしいです。☆の数は1つでも嬉しいです!そしてブックマークなどもして頂けるとモチベーションの向上にも繋がりますので、なにとぞ応援よろしくお願いします!!

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お読みいただき有難うございます!
ダンジョンのお掃除屋さん〜うちのスライムが無双しすぎ!?いや、ゴミを食べてるだけなんですけど?〜
連載中です!
気に入ってくれた方は『ブックマーク』『評価』『感想』をいただけると嬉しいです こちらも覗いていただけたら幸いです
ダンジョンのお掃除屋さん〜うちのスライムが無双しすぎ!?いや、ゴミを食べてるだけなんですけど?〜
― 新着の感想 ―
更新お疲れ様です。 確かに金で出来た武具は弱そうですね…ファイナルファンタジ○Ⅲでも『きんきらのつるぎ』という、売るしか価値のない武器有りましたし(笑) 昔の漫画の黄金聖闘○の鎧みたく凄い硬いってこ…
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