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「異世界からのSOS。参上、ダイハッシャー!」(22)

第22回を公開します。

金曜になってしまった。。

2日遅れ、申し訳ありません。

本業の疲れで、文章を書く余力がなく、お待たせしてしまいました。

今回はアルテェス姫側、そして。。

な感じになってます。

楽しんで頂けたら嬉しいです。

(4)


「姫様、監視員から連絡です。

 緊急で伝えたい事があるので直接に、と。」


言いながら作業員ドワーフ魔動電話マジカフォンを差し出した。


「ありがとうですわ。」


礼を言って受け取ったアルテェスは、


「アルテェスですわ。

 緊急、なのですわ?」


”緊急”とゆう言葉に、また何かあったのでは?と緊張気味に声を掛けた。


「”トコート様の家”に向かった鉄騎獣を監視していたのですが、車ロボ(バトルハッシャー)戦闘機ブイングマージェとおぼしき魔動乗物マジークルが、少し苦戦する場面もありましたが、短時間で10体全てを殲滅せんめつされました。」


報告が朗報ろうほうであった事、ここあ が予想にたがわず鉄騎獣と戦えるちからそなわっていた事に安堵あんどしたアルテェスは報告の一部いちぶに疑問を持った。


「今、戦闘機ブイングマージェと言いましたわ?

 そこにラビちゃ、、ミラビィーさんが居るのですわ?」


アルテェスの問い掛けに、


「その事なのですが、戦闘が終わった直後に女性が空から現れて、操縦者の2人と何か話をしていました。

 空から現れたのはエルフのようでした。

 操縦者は1人が人間の少女、もう1人が兔人族とじんぞくの少女でした。」


監視員が答えた。


「エルフの女性、だったのですわ?」

遠見とおみの魔法で確認しましたので、間違いないかと。」

「そう、なのですわ。。

 わかりましたわ。

 あなたは引き続き、2人の監視をお願いしますわ。」

「承知致しました。」


通話を終え、魔動電話マジカフォン作業員ドワーフに渡したアルテェスは、


『いったいどうなっているのですわ。

 ここちゃんとラビちゃんが会って、共闘していた、とうのは解らなくはないですわ。

 でも、何故そこにストゥーリア様らしき方が現れたのですわ?』


いきなり事態が急変している事に戸惑っていた。

そんな状況をさらに複雑にするように、


「姫様、また緊急の連絡です。」


作業員ドワーフ魔動電話マジカフォンを差し出してきた。


『今度は何があったのですわ!?』


混乱しながらも、


「ありがとうですわ。」


魔動電話マジカフォンを受け取り、


「アルテェスですわ。」


声を掛けた。

そんなアルテェスの耳に、


「姫様、緊急事態です。

 鉄騎将テメッタルが鉄騎獣20体を引き連れて転移門ゲートで何処かに移動しました。」


かなり慌てた様子の監視員の声が飛び込んできた。

鉄騎将テメッタルみずからが動いたとなるとただ事ではない。

しかも鉄騎獣を20体も連れているとなるとなおさらだ。

けれど、情報量が多すぎてアルテェスはぐに考えをまとめる事が出来なかった。


「状況は判りましたわ。

 それで移動先は特定出来そうなのですわ?」

「今、魔方式ロジックを解析しています。

 ただ、鉄騎獣が居る為、近付く事が困難なので結果が出るまで少し時間が掛かりそうです。」

「わかりましたわ。

 判り次第報告をお願いしますわ。」

「承知致しました。」


通話を終え、魔動電話マジカフォンを渡したアルテェスは、


『ああもう、何なのですわ。

 急に色々起こりすぎてわけが判りませんわ。

 そ、そうですわ。

 とりあえず何があったか ここちゃんに聞いてみれば良いのですわ。』


そう考え、ここあに連絡する為、


「少しはずしますので、後はお願いしますわ。」


作業主任ドワーフリーダーに声を掛け、スマホを取り出しながら格納庫を後にした。

格納庫を出て扉が閉まるの待ち、周りに人が居ないのを確認し、ここあ に連絡しようとしたその時、


「ひゃわ!」


突然スマホが鳴り出し、アルテェスは変な声を出してしまい、キョロキョロと周りを見回した。


『聞かれてないようですわ。』


安堵あんどしつつ、スマホの画面に目を向けると”トコート”と表示されていた。


『トコート様、ですわ?』


一瞬悩んだが、それが ここあ からだと気付き、


「アルテェスですわ。

 ここちゃん、ですわよね?」


声に嬉しさをあふれさせながら問い掛けた。


(5)


「商業都市”オンモイール”。

 50年前と大分だいぶ変わってるな。」


街の側の転移門ゲートを抜けた鉄騎将テメッタルは偵察がてら街へと入っていた。

商業都市”オンモイール”は所謂いわゆる”ショッピングモール”で、異世界ボアモニで1番大きな商業施設として発展し、年々その規模を拡大。

現在街の2/3が大型の”ショッピングモール”と化していた。

衣・食・住の3スペースに別れており、1日では回りきれない程の店がのきを連ねていた。


今は時間が少し早い為、買い物客はまだ来ていないかったが、商品の搬入等で多くの人が出入りしていた。


「結構(にぎ)わってるじゃねえか。

 これなら、たっぷり”負のエネルギー”が集められるぜ。

 それじゃ、一暴ひとあばれといくか。」


わざとらしくあたりに聞こえるように大声を出す鉄騎将テメッタルに人々の視線が集まり、ざわつき出したのを楽しそうに見つめながら、


「襲撃!」


待機させていた鉄騎獣に命じた。

そして街はパニック状態となった。

如何だったでしょうか?

アルテェス姫は今の所、あまり出番がないので動かし辛い。。

色々設定考えてあるので早く絡ませたいんやけど、立場上の問題でなかなか動かせないんですよ。

そしてテメッタルさんはオンモイールに侵攻。

”オンモイール”って都市名の秘密に気付いてくれる人いるかな?

そんな商業都市”オンモイール”で。。

次回は土曜、って明日やん。

遅い時間になるかもですが、土曜中には公開出来るよう頑張ります。

楽しみにして頂けたら嬉しいです。

よろしくお願い致します。

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