Ep4 世界を救うは何の為
後書きが本文の約1.8倍もあるという事実……
「レベル2戦力の展開ができない?これは明らかな契約違反に当たるぞ。理由を提示しろ。納得できない場合我はあらゆる手段を行使して対抗する」
ハイグレイズの部隊長、ハイグレイ02は本部に無線で静かに怒りをぶつけていた。
「本作戦は現存の戦力のみで十分達成が可能であるとの判断に基づく」
「我の得た情報によれば敵は神殺しである。そもそも元はと言えばA-3案件に該当するはずだ。本来なら対神庁の職員が派遣されるはずだ。12人委員会の関与が疑わしい」
12人委員会は機構の最高意思決定機関であり、詳細は伏せられている。以前にも12人委員会はハイグレイズ能力を確かめたいが故に指示を出したことがあるが、ハイグレイ02はそれを作戦遂行に無関係な判断に基づく命令であるとして拒否している。そもそも契約上正当な理由無しにハイグレイズに勝手な命令を下すことは契約違反に当たる。実はハイグレイズの隊員達の雇用契約はイレギュラーなものなのだ。
「いいや、理由は今言った通りだ」
「ネガティブ。そちらが非協力的であるならば我は機構の利益となる行為を行う理由は無い。これは警告だ、機構の存在意義に相応しい行動をしろ」
「くそ……」
この状況においてハイグレイズが取ることのできる機構にとって不利益となる行為の選択肢は少なくない。現場のエージェントへの殺傷攻撃なんて優しい方。本来敵対すべき魔王側に寝返り神が勇者を召喚したのと同様のプロセスを用いて機構の防衛対象を大量に拉致することだって可能だ。
「わかった、対人庁の職員をひt」
「ネガティブ、レベル2戦力展開だ」
「くそ……首が飛ぶのは俺の方なんだよ」
「もし飛ばされたなら報復は我に任せろ」
高度およそ21,000[m]、青の世界より大地を見下ろす翼がそこにはあった。
RQ-4グローバルホークは元々はアメリカが開発した無人偵察機だが、機構仕様の機体のエンジンはIHI製の新型エンジンに換装されており、その他アビオニクスも大きく変更されている。1番の違いは衛星通信アンテナが取り除かれている為機首の形が変わっていることにある。
「スゲー、ハイグレイズはいったいいくら予算出してもらってるんだ?」
グローバルホークからの情報を映し出している3画面式のノートパソコンの画面を見て岡本班長が感心する。現在は強制回収対象がいると思われる空に浮かぶ島を観察している。
「月400億円を上回る事も珍しくない」
キーボードに何かを打ち込んでいた04がそう答えた。
「ウッソ!?400憶!?!?」
「兵器は安くないし、戦争経済が動いてる訳じゃないからな。それにしても、今回の作戦はキツいな……現在こちらの航空戦力は最大でも
F-15制空型が2機、
Su-35が8機、
F-16が12機、
MiG-35が12機、
JAS-39が42機、
F-15Eが4機、
Su-24が6機、
Su-34が24機、
Tu-95が3機、
Tu-160M2が5機、
E-2Dが3機、
C-130Jが8機、
C-2(青鯨の方)が1機、
C-17が2機、
E-787が2機、
KC-787が3機、
M-787が2機、
P-1が4機、
これが限界だ」
(解説は後書きにて)
「成る程……」
JAS-39とSu-34に関してはライセンス生産を行っている為数が多い。Tu-95は設計図を入手して直に作成した。他の飛行機もノックダウン生産が多い。
空戦が可能な機体の数だけで考えると108機と1国の空軍戦力に匹敵する戦力をハイグレイズは有している。
「問題はこのシールドだ」
04が過去の映像のループをディスプレイに大きく表示させる。
「何かが出入りするときここに穴が開いているのがわかるな?半重複空間とかじゃないからあるレベルまでの観測こそ容易だが、侵入は楽じゃない。それに内部が外部とどう違うかもわからない。気圧が高ければ更にヘリ部隊を展開できるんだが、期待はできない。流石に今の観測機器だけで気温や気圧の差を計算するのは無理がある。格闘戦担当はともかく、狭いと爆装した機体にはキツい大きさだ」
「じゃあどうするんだ?」
「陸戦部隊しかあるまい。戦車には期待できないが、無いよりマシだろう。02の様子だとカルネアデスの優秀な歩兵はあまり期待できない。損失分の予算を出してくれるんなら出し惜しみもしないが、そうもいかない。まいったなNBC兵器が手っ取り早いんだが」
NBC兵器、別名ABC兵器。Nuclear(Atomic)、biological、chemical、つまり原子力、生物、化学、だ。
「はぁ?核ミサイルはあんたらのお得意だろ?」
岡本班がハイグレイズと共に作戦を行うのはこれで2度目だが、前回はハイグレイズは初手から戦術核ミサイルを複数発発射している。
「現状フレンドリーファイヤーは流石にまずい。それに前回は都市機能の破壊及び心理戦が目的だったが、今回は使うとすれば地域を消滅させることになる。あの程度の戦術核じゃ中途半端でかえってこちらに不都合だ。我々は戦略核は持っていない」
「そういうもんなのか……」
「確かに無人機達はファラデーケージも施してあるし基盤は鉛で囲んでシステムも3DECCで動かしている。核攻撃の直後でも稼働するはずだ。だが生き物はそうもいかない」
「あんた達魔法使いなんだろ?魔法で何とかできないのか?」
「我々は典型的なカウンタータイプなんだ。マッチポンプは大の苦手だ」
「そうだよな、だから特殊支援部隊なんてやってるんだもんな」
「そうだ。もっとグローバルホークの数を増やすべきだな。このシールドのノイズパターンだとパルスが波紋状になっているように見える。複数箇所から同時にならレーザーマイクも機能したかもしれない」
「レーザーマイク?何だそれは?」
「音っていうのは物体の振動だ。通常はそれを鼓膜やダイヤフラムがそのまま受信する。レーザーマイクの場合はその受信したものの震えをレーザーで観測する。音波を直接捉えるわけではない為超長距離での盗聴が可能。間接的なマイクみたいなもんだ」
「スーゲー……」
「今まで機構はエージェントを直接現場に近付ける事に力を注いでいたみたいだからな。我々は通常の部隊ができないことを行うのが仕事だ」
「例えば核攻撃、か……」
「そうだ」
03と岡本班長がそんな会話をしていたところに02がやって来た。
「本部は現状ではまともな増援を寄越す気は無いらしい。説得には情報不足だ。天界側の残党から情報を手に入れなければならない。これより本地域を離脱し捜索に入る」
レベル2戦力展開:
中規模、大規模な戦闘員の派遣が許可され、一部化学兵器の使用が許可される。
と言っても特殊支援部隊はプロトコルに関係無く核兵器と化学兵器を使用可能。
例えば50CALAPポロニウム弾なんてものもある。
A-3案件:
異世界案件に神が関与している案件。
以下名前の出てきた兵器の軽い説明。
F-15:イーグル
アメリカの誇る戦闘機、だけどそろそろ旧式化が否めない。
値段が高いことでも有名だけど、日本は全部F-15で揃えた。
F-2は戦闘攻撃機みたいなものだからこの場合ノーカンで……
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Su-35:スーパーフランカー
(“スホイ”より”スホーイ”が一般的。”スーパーフランカー”の名は正式名称ではない。)
ロシアの最新鋭戦闘機のステルスじゃない方。
Su-27フランカーファミリーの1番の若い子。
実はSu-37というナンバーであったりもするけどまとめて35にするのが一般的。
輸出機であるSu-30シリーズ(一部除く)やSu-35とかMiG-35とかロシア機はベクターノズルと言って傾けられるエンジンノズルが普及している。
(アメリカはF-22に1軸ベクターノズルを採用。実はこれは運動性能だけでなく赤外線ステルス性能も向上させている。)
高い機動力が売りで、曲芸飛行では化け物じみた失速機動を沢山見せてくれる。
正直キモい。
けどそれがいい。
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F-16:ファイティングファルコン
アメリカの軽戦闘機。
安くて万能で運動性能が高いのが売り。
輸出もいい感じ。
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MiG-35:スーパーファルクラム
(NATOコードネームは“ファルクラムF”。MiG-29の発展型で、MiG-29のNATOコードネームが”ファルクラム”。しかしMiG-29には”ラーストチカ”という燕を意味する愛称がある。)
ロシアの最新鋭の軽戦闘機。
MiG-29自体不明な点が多い為こちらも不明な点が多い。
頑張れミグ。
負けるなミグ。
(スホーイの所為で売り上げが苦しいらしいです。)
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JAS-39:グリペン
スウェーデンの軽戦闘機。
(なんかエロゲに出てきたらしいし、エスコンのあるタイトルでもライバル機になったことで有名になったらしいが、筆者が初めてグリペンを知ったのはWikipediaである。
(因みに筆者はエスコンをプレイしたことがない。
先走って7の為にPSVR買ったけど発売は長引いた。))
迎撃戦闘機(邀撃機)としては極めて優秀。
“JAS”というのは
“スウェーデン語のJakt(戦闘)、Attack(攻撃)、Spaning(偵察)の略称”(Wikipediaより引用)
という意味。
JAS-35の輸出はあまりうまくいかなかったし、JAS-37の輸出には完全に失敗したが、今回は成功した。
因みに筆者が1番好きな戦闘機はこれ。(2018年現在)
説明したいことは沢山あるけど長すぎるので自粛。
ところで何で”JAS”で”ヤース”と読むのかは知らない。
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F-15E:ストライクイーグル
F-15Eはアメリカの戦闘爆撃機
F-15は制空型のC型系列と戦闘爆撃機型のE型系列に分類される。
カタログで見ると搭載量、最高速度、航続距離共にSu-34(後述)より優れていてSu-34より一回り小さい。
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Su-24:フェンサー
(“フェンサー”もNATOコードネーム)
Su-34の前任の戦闘爆撃機だけどまだ普通に現役。
可変翼機と言っての主翼の角度を変えられる。
開いていた方が低速時に有利で閉じていた方が高速時に有利。
だけど今時戦闘機はそんなギミックに頼らなくても大丈夫になった。
(個人的には可変翼はかっこいいので好き。特にF-14。)
因みに、ハイグレイズは国連の秘密組織である機構の部隊なわけなので堂々と兵器を購入できない。故に新しいのを買うか、大量生産され複数の国に行き渡ってちょっとくらい引っこ抜いてもバレないようなものを買い取るかで兵器を調達している。
ライセンス生産とかしようにも機構には設備はともかく人員がいない。
無人兵器開発部なんてものも作ったけどノックダウン生産が限界。
(ノックダウン生産はパーツだけ買って自分達で組み立てる感じ。)
本文にJAS-39とSu-34はライセンス生産って書いてあったですって?
相当頑張ったんだよぉ!(しらんけど。)
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Su-34:フルバック
(”フルバック”も正式名称ではなくNATOコードネーム。)
Su-34はロシアの戦闘爆撃機。
Su-34はSu-27フランカーファミリーの並列複座戦闘爆撃機型で、最大兵器搭載量は8,000[kg]。
4ヶ所のステーションに500[kg]爆弾を計16発搭載させたりでる。
“カモノハシ”とも呼ばれるが、日本では”EC-1”の方がメジャーらしい。
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B-1A:ランサー
今実際に運用されているのは皆B-1Bで、B-1Aとは別物。
B型との違いは核攻撃ができることと、最高速度とかそこなへん。
これも可変翼機。
エンジンにソニックブームを入れるのはとても良くないことなんだとか……
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B-1B:ランサー
超低空を最大マッハ1.25で駆け抜ける怖い子。
因みにA型の最高速度はマッハ2.2。
いや1.25でも普通なら十分です。
ただハイグレイズは満足できなかった模様。
因みに最大で56トンの兵装を搭載可能。
(元は登場予定だったけど、調達法が謎だった為こっちをボツ。(本当はTu-22M3も欲しかった……けどウクライナはスクラップにしちゃったよ。))
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Tu-95:ベア
(“ベア”もNATOコードネーム。)
ロシアの4発二重反転ターボプロップの戦略爆撃機。
筆者はこの子が好き。
アメリカのB-52と同期でB-52同様いまだ現役。
たまに日本に飛んでくる。
(勿論スクランブルで追っ払う系のやつ。)
別に二重反転ターボプロップに男のロマンを感じるとかそういうのは筆者には無くて、単にその騒音が心理戦に有効そうだから。
ハイグレイズはTu-95専用大音量スピーカーも作成している。
あんまり爆撃機として使う気ない。
旅客機型のTu-114に関する解説がニコニコ動画に有る為、興味を持った方は是非。
Tu-114は正に利害(一致)の翼。
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Tu-160:ホワイトスワン
(NATOコードネームは“ブラックジャック”。ブラックェ・・・)
アメリカのB-1に似ているが違う。
多分パクった部分もあるだろうけどやはり違う。
因みにWikipediaの解説に”スペースシャトル”と”ブラン”とあるが、”ブラン”は正真正銘パクリではない。
だってそもそもスペースシャトルもブランも元はと言えばナチスドイツだって話もあるし……ねぇ……
とにかくTu-160はソ連版B-1。
兵器搭最大載量こそ40トンとB-1に負けるが全体的に見れば一回り大きいとだけあってかTu-160の方が上。
(M2型の調達が現実的だった為B-1採用案はボツ。)
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E-2D:アドバンスドホークアイ
(D型より”アドバンスド”が付く。)
E-2Dはアメリカの艦載早期警戒機です。
背中でロートドームと呼ばれる円盤を回転させていますが、その中身はレーダーです。
空母で運用される場合は大抵3機搭載され艦隊の目となります。
空母関係なくても運用されます。
上から見下ろす為、地平線や水平線の向こうも見ることができる。
本来索敵様レーダーと火器管制レーダーは周波数が違う別物であるが、データリンクでE-2Dに中間誘導を担当してもらうことで水平線より向こうの目標を攻撃することができるSM6というミサイルが存在する。(終末誘導はシーカーのアクティブレーダーホーミング。)
因みに日本が持っているのは1つ前のE-2Cで”ホークアイ2000”に改修済みなんだとか。
2018年12月よりE-2D入荷予定。
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C-130J:スーパーハーキュリーズ
輸送機のベストセラー中のベストセラー。
UH-1は1959年から、
B-52は1955年から、
C-130は1956年から運用されている。
J型以降は愛称に”スーパー”が付く。
子供っぽいと思う人もいるかもしれないが、航空機の世界じゃよくあること。(例えばFA-18のE型F型は”スーパーホーネット”。)
搭載量こそそこそこだが、短く割りとラフな滑走路で離着陸できるのがうり、というか戦術輸送機ってそもそもそういうもの。
大型機はしっかりした設備が無いと運用できないので前線には戦術輸送機は不可欠な存在。
筆者はかなり頻繁にこれを見かけるが、かなり静か。
因みに”ハーキュリーズ”は”ヘラクレス”の事。
略して”ハーク”と呼ばれることも。
“130”は”130”と読む。
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C-2
(“青鯨”と呼ばれることも。)
日本の国産輸送機第2段。
しょっぱい性能だなぁ……!
双発の輸送機で、C-1より大きくて高性能で静か。
あんまり荷物を積んでいないときの航続距離は長め。
航空祭では迫力ある編隊飛行を見せてくれる。
因みに日本のC-2は2016年に運用が開始されたが、50年前からアメリカにはC-2という輸送機は存在している。
上記のE-2の輸送機型。
艦載輸送機。
(因みに日本のC-1の全高は9.99mであるのだが、これ戦敗国としての政治的理由。C-1の運用開始は1973年なんですけどね。)
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C-17:グローブマスターⅢ
(略してグロマス。)
アメリカの4発輸送機。
驚きの短距離着陸性能。
優れた性能だが戦術輸送機なのか戦略輸送機なのかいまいちわからないのがもやっとする。
筆者は月に1度くらいは目にする。
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B787:ドリームライナー
グラスコックピットのカッコいい中型の旅客機。
実はE-787とかKC-787、M-787なんてものは実在しない。
(値段高え!アビオニクス自前でキャビンすっからかんなら半額いくか?)
しかしボーイング767ベースの軍用機、E-767及びKC-767は存在する。
因みにE-767は日本にある4機で全てである為”ジェーワックス”とも呼ばれる。
E-767は早期警戒管制機。
AWACSと呼ぶ。
だからそれの日本版で”ジェーワックス”。
早期警戒管制機と早期警戒機の違いは処理能力。
例えば早期警戒機のE-2はレーダーの画面を3人で見て他に数名乗っているだけらしいが、早期警戒管制機の中は小さな指令室となっているよう。
ただデータリンクの発展でAWACSはなんか消えそうな気がする。
KC-767の”KC”は”ケロシンカーゴ”の略。
ケロシンは燃料の種類。
空中機空輸機であり蛙は関係ない。
M-767なんて機体は存在しない。
“M”は”マルチミッション”の頭文字。
何をさせるかは本文で触れるので省略。
(因みに筆者はU(汎用)とM(多目的)の違いを知らない。Mの方が特殊な感じがする。)
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P-1
日本の対潜哨戒機。
“P”は”パトロール”の頭文字。
厚着基地付近でよく着陸体制の機体を見るし、基地の友好祭でパシャパシャしてきたが、四発機(エンジン4つの機体)にしてはかなり小さい。
なんか遠くから見るとミニチュアというかラジコンみたい。(特にランディングアプローチ(着陸体勢)。)
哨戒機らしい尾翼はまたなんとも。
筆者はよい機体だと思うのだが、輸出戦はアメリカのP-8にボロ負けしてる様に見える。
実績が無いとか政治的理由なのだろうと思う。
因みに9トンの対艦 対潜兵器を搭載可能。