ホラーゲーム『鍵穴探し』
ブォー…ブォー……ブォー…
ブォー………ブォー…
いつもの帰り道に 初めて聴く鳥の声。どこかから迷い込んで来たのだろうか。夜の暗さも相まって すこしだけブキミさを感じながら団地に入っていく。すると広場に笛のようなストラップがついた鍵が落ちていた。辺りを見回しても マンションを見上げても誰もいない。それどころか不思議と人の気配を感じない。まるで廃墟のようだった。普段ならいくつかの部屋の明かりがついていたり テレビの音がしてきたりするが一切ない。
落ちてる鍵は他の誰かが拾うだろう。自分の部屋に帰るため 2号棟マンションの階段を上がる。そして4階に着き 自宅の扉の前まで歩く。廊下は電灯がチカチカと点滅していて薄暗い。昨日はそんなことなく明るかったのに。管理人に言わないと と思いながら扉の前で家の鍵を取り出した。
鍵穴に鍵を入れて回すが開かない。もしかして間違えた と驚いて 顔を上げて扉の部屋番号を見る。そこには見たこともない文字のようなモノがあった。階層を間違ってないか後ろを振り返り 手すりに手をかけて階下を見る。しかし本来見えるはずの地面がなく 上を見れば夜空よりも深い闇があり 無限に伸びるマンションが真っ暗な奈落から生えている景色が広がっていた。
笛の音が聴こえた
音のする方を見る
ペタペタと足音を鳴らしながら
階段からナニカが上がってくる音
ピーーーー
不快な音を響かせながら
ソレが姿を現した
◇◇◇◇◇
CM
アナタは納めていますか?
結び あるいは 骨を
納骨ホラーゲーム
『納骨のオサメカタ』
骨の未納は気をつけよう
◇◇◇◇◇
「おぉ カワイイ」
ヤンブルは呟いた。
姿を見せたのは全身から手と足が生えていて 右手の甲には鼻が 左手の甲には耳が 右足の甲には目が 左足の甲には口がある 人の形をした顔がある四足獣。その首には広場に落ちていた笛のようなストラップがついた鍵を着けている。
迫ってきたバケモノから逃げるため走り出すヤンブル。
マップは毎回ランダム生成されて 今回は階段が両端と真ん中近くの3ヶ所にあった。ヤンブルはバケモノから離れるように 端っこにある階段を駆け上がる。1階分を上がり更に上の階に行こうとしたが塞がれていたため この階を探索し始めた。
いくつか並んでいる扉から 1番近くにあった扉のドアノブをガチャガチャ回すが開かない。いつの間にか家の鍵から変わっていた 所持アイテムの謎の鍵を使うがそれでも開かない。次に隣の扉のドアノブを回す。ここの扉は開いていたため 中に入り扉を閉める。廃墟のように荒れている部屋を探索すると 運良く棚の中に家の鍵が落ちてあった。他にも足止め用アイテムの御札を拾いベランダへ出る。ベランダには仕切りがあり 破壊して隣の部屋へと行ける。
ヤンブルはベランダから鍵が掛かっていた扉の部屋に行こうとしたが 壊せない仕切りだった。このゲームはゴールの部屋の仕切りは壊せない仕様になっている。仕方ないので反対側の仕切りを壊していると 破壊音を聞いてバケモノが扉を突き破ろうとしてきた。
◇◇◇◇◇
CM
夜深くに流れるラジオ お便りを送ると返ってくる
あの世から
ホラー風ゲーム
『ロートリオン』
もう一度消えた声を
◇◇◇◇◇
仕切りを3個壊したヤンブルは部屋に入るため窓ガラスを壊す。2個目の仕切りを壊したときに バケモノが扉を突き破ってきたため3個目の仕切りを破壊した後に 部屋からベランダに出てきたバケモノに御札を投げて足止めしていた。急いで部屋の中を通り扉を開けようとするが 鍵が掛かっていた。外側から鍵を使って開け閉めする時間より 内側から鍵を開け閉めする時間の方が早いため バケモノが動くと同時に扉を開けて 外に出ることができた。
すぐに2つ隣のゴール部屋に向かう。ゴール部屋の鍵は他より開けるのに時間がかかる。バケモノが近づいてくる音が聞こえてくる。しかし余裕があったため 鍵を開けてから出てきたバケモノを煽ってからゴール部屋に入りクリアできた。
カジノギ・ヤンブル
臨時収入でホラーゲーム『鍵穴探し』を買う




