占いゲーム『占い師リリリ監修 運命にご機嫌を』
早朝
(あんまり……眠れなかった)
布団を押し退けて上体を起こす。
鳥人の男。シュルシバード・ハルダは、少しドキドキしながらVR腕輪を装着して起動させた。
VR腕輪には幾つかのゲームがDLされている。
シュルシは「ふぅー…」と息を吐いて1つのゲームを選ぶ。
すると意識はVRへと落ちていった。
◇◇◇◇◇
CM
天使もカッパもツチノコも
みんなみんな絶滅した
ロストワールドアドベンチャーゲーム
『静んだ世界に悪魔は浮かぶ』
光指す地に一筋の闇暗
製作決定!
◇◇◇◇◇
「ようこそ…占いの館へ」
ローブを羽織った影が話しかけてくる。
シュルシがプレイしているゲームは
『占い師リリリ監修 運命にご機嫌を』
様々な占いができるゲームだ。
「本日はどうなさいますか?」
「今日の運勢と恋愛運をお願いします!」
「かしこまりました。それでは占い方法を選んでください」
カード・名前・誕生日・サイコロ等の占い方法が提示される。
シュルシが魂占いを選ぶと影は占いを始めた。
「では………いきます」〔※少々お待ち下さい〕
この時、現実ではVR腕輪がシュルシの生体データと魂データを読み取っていた。
「出ました」
ゴクリと喉が鳴る。
「今日の運勢は……それなりに良いでしょう。紫色の靴を履くと運気が上がります。それから濃い赤い色をしたものを押すと、良いことが起こるかもしれません。ただし、黄色いカサにはご注意下さい」
シュルシは紫色の靴を買うことを決めた。
「次は恋愛運です」
聞き逃さないように更に集中する。
「今日の恋愛運は……良くも悪くもないでしょう。どう頑張っても進展しません。が、悪くもなりません。ですが、水玉模様の入れ物を持っていけばちょっと良いことがあるかもしれません」
水玉模様の入れ物の購入が決定した。
「それでは、運命の機嫌が良くなりますように」
影の締めの言葉を聞いて、ゲームを終了する。
◇◇◇◇◇
CM
作って撃って素材取り
ガンシューティングゲーム
『ラコバライフ』
好評発売中!
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VRから戻ってきたシュルシは出かける準備をする。
羽を整え服を着て、肩掛けカバンを引っ張り出す。紫色の靴に履き替える予定のため少し大きめのカバンだ。
準備が終わると部屋を出て玄関へ向かう。
「シュルシ。朝早くからどっか行くの?」
妹のキンバード・ハルダが呼び止めた。
「ちょっとそこまで」
キンバは興味なさそうに「へぇー」と言うと居間へ行った。
シュルシは玄関で靴を選ぶ。紫色の靴を買う予定だが一応お気に入りの靴を選んだ。
「よし」
小さく気合いを入れて扉を開けた。
今回のプレイヤー
シュルシバード・ハルダ
シュルシと呼ばれている。
鳥部分と人部分の割合は鳥7:人3。
妹がいる。妹の名前はキンバード・ハルダ。




