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第29話【価値】



唐揚にレモン汁を掛けるか、否か。


唐揚は醤油味に尽きるか、否か。


はっきり言って下らない事だが、本人達……輝角凱(きかど がい)憤激昂(ふんげき こう)にとっては、世界存亡の危機にも勝る重大事らしい。


この2人はノリと勢いで、己の嗜好こそ正義であるという事を知らしめるため、勝負をすることになった。


それぞれ材料を調達し、純愛(じゅんない)こころに唐揚を作らせ、2人の好みの味付けをさせる。

そしてそれを、御神霊(みかみ くしび)に食べさせ、どちらが上手いか選ばせるのだ。


「ってぇ訳でだ。オレは閃羽のこと知らねぇからよ、ちょっと案内しくれよ? お嬢ちゃん」

「ぶぅぶぅ! 私はキミと同い年だよ! ちゃんと戯陽朗(あじゃらび ほがら)って名前があるんだから、名前で呼んでよ!!」


はじめてあった時以来、昂は朗をお嬢ちゃん扱いしている。


まあ、背の低さと言動が相まって、年下に見えてしまうので仕方がないのだが。


「わかったわかった。だからさっさと案内しろよ。放課後までに集めなきゃならねえからよ!」

「ちょっ!? なんで担ぐの?! やだ、スカートの中、見えちゃうよ!?」


ひょい、と朗を肩に担ぐ昂。

2m近い身長を誇る彼に担がれればかなりの高さになる。小柄な朗であれば、それは尚更。


「裾は抑えてやってんだ文句言うな! それより朗、喋んな! 舌噛むぞ!!」

「いきなり呼び捨て?! ―――って、うっきゃぁああああ!? 飛んでるぅぅううう?!」


校庭に出た昂は、朗を担いだまま跳躍。

【心力】を全身に纏って身体能力を強化した昂は、あっという間に建物の上を飛び交い、商業区の街並みへ向かって行った。


一方そのころ、凱はというと……。


「フッフッフッ……地の利は我に有り。

最高なるレモンと、その酸味を究極に引き上げる香辛料……胡椒(こしょう)

 閃羽で最高のものが揃う場所を、彼奴は知るまいて……フハハハハッ!!」


霊とこころを連れ、悠々と廊下を歩いているところだった。


何やらセコイことを言っているが、あながち間違いでもないので誰も突っ込まない。


「こころ、農業区の拡張ってどのくらいされてるの?」

「霊くんが出て行ったあとのことですよね? たしかここ10年で、地下へ2階層分拡張したって言ってました」


世界中を見てきた霊からしても、閃羽は大規模な土地を有している。

それでも人が、防壁の内側という限られたスペースでしか暮らせない以上、拡張の手段は地下へと伸ばすという選択肢しかない。


人工疑似太陽という、太陽光線を人工的に生み出す照明のおかげで、地下であっても農作物は育つので妥当。


おまけに、【心蝕獣】には地下で活動するようなタイプは確認されていない。今のところは。

だから人類が今以上に発展する方法は、地下施設の拡張という手段が定石だった。


「先輩はその農場区へ行くつもりですか?」

「そうだ。ダナンの話しによれば、最下層の地下6階で、先ほどのレモンを育てた人物がいるとのこと。そいつのもとへ行く」


ダナンが持ってきたというレモンを(いた)く気に入った凱は、再び件のレモンを手に入れるため向かうとのこと。


霊が付いてきている理由だが、自分がいない間にどの程度発展したか見るため。

こころは霊が行くなら、ということで付いてきた。


「……むっ」


しばらく3人で歩いていると、向こう側から1人の男子生徒がやってきた。

その生徒を見て、凱の顔が曇る。


「おやおやこれは。輝角くん。今日は珍しく部活動かい?」

「珍しいとは聞き捨てならんな。俺様は毎日部活動に励んでいるぞ、貫名(さすな)生徒会長」


貫名一聡(さすな いっさ)

メガネを掛けた長身の優男。制服をきっちり着こなしており、第一ボタンまでしっかり止めている。

几帳面そうな風体だが、薄く笑うその様はインテリ系。

凱が言ったように、心皇学園の生徒会長である。


「毎日問題を起こしている、の間違いではないかな?」

「ふん。俺様の崇高なる行動が、凡人には理解できないだけだ」

「ふふっ……そうだろうね。Dランクのような低能な人間のやることなど、ぼくらのようなSランクの人間には理解できないよ」


くすくすと口に手を当て、遠慮がちに笑う一聡。

だがその目を見れば、遠慮とは程遠い感情を持っているのが分かる。明らかに、凱を見下していた。


今まで誰も触れてこなかったが、凱のランクはD。

下から3番目に低い。


「そうだよね。純愛こころさん」


同意を得るように、こころへ声を掛ける。


突然話を振られたこころは戸惑う。が、その間にも一聡は話を進めた。


「純愛さん。キミには感服しますよ。このような低能な輩と付き合っているのだから。Sランクという崇高なる心を持っているだけはあります」


ランクが高い=強い心の持ち主。

強靭で清廉。どのような状況下でも己を見失わない、常に自己を律することのできる立派な人間。


Sランクの人間に対する一般的な認識はそれだ。


「しかし、あなたがいくら誠心誠意、彼らに接しても、所詮彼らは低能。こちらの心遣いに応える気など、毛頭ないのですよ。どうです? あなたのような人が、彼らのような低能な人間のそばにいる事などありません。我ら生徒会の一員になりませんか?」


こころに対し、手を差し出す一聡。


だがこころは、首を振ってそれを拒んだ。


「貫名生徒会長……私は、ランクが人間の価値のすべてを測っているとは思えません。低ランクでも、良い人はたくさんいます。むしろ、低ランクだからと見下すような態度をとる人の方を、私は軽蔑します」


霊にしろ、準にしろ、Fランクと言う最低最悪の烙印を押されている彼らは、多少変わっているかもしれないが、付き合える人間だ。

特に霊は、心が弱いと言われるFランクであるにも関わらず、ナイトクラスのはるか上……ロードクラスの【心力】と実力を持っている。


昔から疑問に思っていたのだ。

ランクは、本当に人の心の優劣を決定づけるものなのか、と……。


その疑問を、はっきりとSランクの人間にぶつけた形だった。


「ふむ……キミの気持ちは、そこにいるFランク……御神霊の存在があるから、ですかね?」


ちらっ、と霊をみやる。

その目は、凱を見ていたとき以上に冷たいもの。嫌悪感を隠そうともしない、これでもかというほど侮蔑の籠った視線だった。


「キミのランク査定における診断結果を見せてもらったことがあります。驚きましたよ……まったく【心量計】に反応がない」


ランク査定における診断……それは【心量計】という特殊な機械を使って、心を診断するということ。


【心力】は心の強さに比例すると考えられており、【心量計】を使って検査する。

それは地震計のように振れ幅となって記録される。

この振れ幅が大きく、なお且つ周期が短ければ【心力】が強い……つまり、心が強いとされる。


振幅の大きさと周期の短さ。これらを総合し、ある段階ごとに区切ってランクを決めているのだ。


「Fランクでも多少の反応はあるというのに……キミはFランクのなかでも最低の最低なのかな? まるで死人かなって思ったよ」


一聡が言った反応がない、というのは、まったく振幅がない状態。

寝ている人間を検査しても反応はあるが、死体を検査した場合は反応がない。


死人という言葉を口にしたのは、霊の検査反応が死体を検査したときと同じであるということだ。


「おい貴様、それはいささか口が過ぎると思わんか?」

「キミはSランクの人間に対して口が過ぎると思ないのかい? まあいい。ぼくはね、事実をありのままに表現しただけだよ。御神くんの心は死人も同然。それでよく、ナイトクラスの大和守鎖之(おおわ すさの)くんを倒せたものだね? 本当に薬とか使ってないのかい?」

「キサマ……」


怒りも露わに、掴みかかろうとする凱。だがそんな彼を、霊が止めた。


「御神、止めてくれるなっ!」

「先輩、この人を相手にしても、得られるものなんてありませんよ。部活動をしていた方がまだマシです」

「へぇ、言うね。Fランクのゴミくずにしては、なかなかユーモラスな言い回しだ。まるでぼくなど、歯牙にもかける必要が無いと言っているようだ」


互いに刺々しい応酬。

だが、一聡は生徒会長をしているだけあって激昂するようなことはしなかった。


「どう解釈して頂いても構いません。ぼくらのようなゴミくずの言葉など、聞く必要は無いでしょう?」

「ふぅん……口だけは一人前か。一つ良い事を教えてあげよう」


一歩前に出る一聡。

自分より頭一つ分ほど背の低い霊を見下ろしながら、冷めた口調投げかける。


「ぼくらは真剣に、【心蝕獣】に抗うための(すべ)を学んでいる。生半可な覚悟でここにいるなら、いますぐ、退学することだ」


「生半可、ですか。今はじめて会ったというのに、分かったようなことを言いますね」


「キミに限ったことじゃない。Fランクの人間すべてに言えることだ。気弱で軟弱、且つ意気地の無い心しか持たないのに、どうして戦えるって言うんだい? 戦場は過酷だよ。死の危険に晒されて、己を律することが、キミらに出来るとは思えない。スラムになってるところを見てみなよ。あそこに住んでいるFランクの人間の、なんと醜く情けないことか……。生きることを放棄しているのに、死にたくないだなんて……虫唾が走る」


最後は吐き捨てるように言った。


Fランク。

彼らがただ弱いだけの存在なら、こうまで悪感情を抱くことはなかっただろう。

彼らは自己中心的。自分のことだけしか考えられない。

生きることを諦めているのに、死にたくないと言う。


結局、自分の力で生きようとしない人間が、あのスラム街には溜まっていた。


一聡には、それがどうしても許せないのだった。


「生き恥を晒して生きることに抵抗感が無いようだけど、見ている側にとっては不快なものでしかない。そのことを理解することだ」


そう言って、一聡は霊たちの前から去っていった。


「ふんっ。相変わらずいけ好かんヤツだ。御神、気にすることは無い……むっ、どうした? 御神嫁」


去っていく一聡の後ろ姿を見ながら、凱は鼻を鳴らす。

その直後、こころの様子がおかしいことに気付いた。


目は大きく見開かれ、体を震わせ、呼吸を大きく乱していた。


「死体……? ちがう……レイくんは、死んで無い……死体になんか、なってない……違うっ、違うのっ!!」

「どうした?! 御神嫁!!」


いきなり錯乱しはじめるこころ。

頭を抑え、否定の言葉を何度も発する。


「こころ、大丈夫だよ。あの人の言うことを、気にする必要は無いから……」


そんなこころを、霊は胸に抱き寄せ、その頭に手を乗せる。


その手は青く淡い光を放っていた。【心力】を手に集中しているのだ。


「御神、これはどういうことだ?」

「昨日、昂が余計なことをしたから、記憶に掛けていた封印が外れかかっているんですね。今、封印し直しているところです」

「記憶に、封印? どういうことだ? というか貴様、そんなことまで出来るのか?」

「いえ、ぼくができるのは、【心力】によって封印の強度を補強するだけです。心に鍵を掛け、特定の記憶を封じる術は、ぼくのおじいちゃんがやったことなんです。」


霊の祖父、御神弦斎(みかみ げんさい)

彼は【心力】の扱いに長けていた。世界中を見て回った霊も、彼以上の使い手は『1人』しかいなかった。


【心力】は心の力。【心器】などの特殊な道具でも無い限り、直接使うことはできない。

しかし霊をはじめとしたロードクラスの人間は違う。直接操ることが可能であり、使い方によっては相手の心に干渉して一部の感情を抑えつけるようなこともできる。


弦斎は、こころの感情の一部……霊の死にまつわる【動揺】の感情を抑制し、同時にその感情の切っ掛けとなる記憶を封印することに成功した。


もっともこれは、こころがまだ幼かったからできたこと。

成人した人に干渉しようとも、自我が形成された状態では不可能だ。自我が完全に形成される前の、幼子の段階でしか、干渉することはできない。


「先輩、こころにはこのこと、話さないでくれますか? 封じていた記憶を刺激すれば、こころは壊れてしまうかもしれない……」

「それはつまり、記憶を封じねばならんほど、過去にトラウマがあるということか?」


少し考えたあと、霊は頷き、凱の推測を肯定した。


「今見たとおり、こころはぼくに関連する『死』という言葉に、過剰反応してしまいます。あの生徒会長が、ぼくを死人と同じだと言ったことは、あながち間違いではありません。だから、こころの記憶を刺激してしまう」


こころの頭に置いていた霊の手から、光が消える。


封印の補強が完了したのだ。


「再度封印し直したので、もう大丈夫だと思います。ただ、なるべく刺激したくは無いので……」

「ふむ……些か非常識で信じ難い話ではあるが……承知した。

しかし、御神。自分を【死人】だなどと、卑下する必要はない。貫名の言ったことなど―――」


「いえ。ぼくは、ただ心臓が動いているだけの人間にしか過ぎません。だから、心量計が反応しなかった……」


凱の言葉を遮り、霊は平坦な口調で言葉をかぶせた。


格好付けてる訳でも、自虐思考に陥っているわけでもない。

事実をありのままに言っている。

そう思わせる雰囲気だった。


「御神……どういうことだ……。もしお前が本当に死体だとして、なぜあれほどの【心力】を有している?」

「……先輩たちは、【心力】の強さ……心の強さの意味を履き違えています。だから、ぼくらの【心力】を理解できない」


こころを背負って歩き出しながら、霊は静かに語りだした……。




◆ ◆ ■ ◆ ◆




時は移り、放課後。


閃羽で最高の醤油を探し求めていた昂と朗は、都市の外に出ていた。


現在地は、閃羽から少し離れたところにある森。

荒野のなかに存在する、貴重な自然環境だ。


「この森に自生している大豆があるって話しだけどよぉ……具体的な場所ってどこだよゴルァ?」


醤油の原料の一つ、大豆。

朗の案内で訪れた醸造所は、農場区で採れた大豆を主原料としている。が、何割かは自生している大豆を使っているとのこと。


天然物を何割か混ぜることで独特の風味が生まれるらしい。


だが、数日前に【心蝕獣】の大群が襲ってきた影響で警戒態勢が敷かれたままで採取にいけない。

そろそろ今年の分の醸造に取りかからねばならないのだが、都市から許可が下りないのだ。


それを聞いた昂は、自分が代わりに採取してやるからタダで醤油よこせゴルァ、的なことを言い、朗を担いだまま都市の外へ出て来たのだ。


ちなみに、都市の門を通って来た訳ではない。


いつだったか、霊がしたように、都市の上空を覆うエネルギーシールドを突き破って出て来たのだ。


「ねぇ~……いい加減降ろしてよぉ~……ずっと担がれたままって、どんな羞恥プレイなの~……」


「あ? 別にいいけどよぉ……てめぇオレに付いてこれねぇだろ? 置いてくぞ?」

「うっ……うぅ~~~……御神くんといい、憤激くんといい、なんでこんなチートな人がいるのぉ……。

 っていうか! 私、外にまで一緒に行くなんて言ってないよ?! 勝手に連れて来てその言い草はどうなの?!」


「オレ、ここの土地勘ねぇからよ、案内が必要な訳よ。ちょいと考えれば分かんだろ?」

「私だってないよ!! 生まれてこの方、ずっと閃羽の中で暮らしてたんだよ?! 最近になって一回だけ、チームの皆で素材を採るのにちょっと旧鉱山へ行ったくらいなのに!!」


「あ? それマジか? どんな引き篭もりだよマジ使エネェ~~~」

「都市の中に居続けるのを引き篭もりって言わないよ!!」


二人の言い分は、育ってきた環境によって違いが生じている。


昂は、殺神者に引き取られて以降、ずっと外の世界で修業に明け暮れていた。

そのため、一か所に留まることなどせず、【心蝕獣】が横行する死の世界を渡り歩くことを常としていた。

都市のなかは安全地帯。一時的な休憩所。その程度の認識。


故に、昂にとって外に出た事がないという朗の境遇は、家の中から出たことがない、という感覚と同じに感じるのだ。


対して朗は、というか朗を含めた一般の人間は、都市の外に一度も出ないで生を終えることなどザラにある。

【心兵】のように【心蝕獣】を撃退するために外へ出る事はあっても、それは都市の生活圏の範囲に収まる。

商人のような都市間を行き来する場合もあるが、それは極稀。

都市が世界の全てであるのだ。世界の外は、異世界。死の危険に満ちた異世界も同然。


都市の外……遠く離れて旅をするようなことなど、考えも付かないのだ。


「はぁ……本当にもう~~~。こんなに非常識なのに、どうして【心力】が強いのかなぁ。憤激くんにいたってはデリカシーの欠片もないし、粗野だし、乱暴だし。心が強いとか、絶対ありえないし」

「あ? 粗野で乱暴だと心が強くないってか? おまえら、心の強さの意味を履き違えてやがんのな。だからポーンクラス程度のザコに喰われちまうんだよ」


「え? なに、それ? どういうこと?」

「聖人君子みたいな奴ほど【心力】が……心が強いとか思ってんだろ? それ、恥ずかしいくらいに間違ってやがるぜゴルァ」


肩を震わせ失笑する昂。


はっきりいって、感に触る笑い方だった。

バカにしているのが直で伝わってくるから。


「ちょっとなによ! 感じ悪いなぁ……」

「口で説明するより、実践してやるよ」


昂の視線の先。

そこには、3体の獣がいた。【心蝕獣】だ。


四足歩行で狼に酷似した姿から、ルーククラスであることが予想される。


ポーンクラスの一つ上。まだ訓練中の朗では勝てない相手だ。


「聖人君子とは間逆なやり方……残虐なやり方で、あいつらをぶっ殺してやるよ」


昂の口の端が、鋭利につり上がるのが分かった。




* * * * *

10/3:追記

作中、霊たちのランクが間違えて【E】となっていましたので修正しました。

本来は【F】ランクです。

混乱してしまったら申し訳ありません。<(_ _)>


なお、凱のランクはそのまま【D】ランクです。

御神霊(みかみ くしび)―――――主人公。Fランクの落ち零れとされているが、膨大な【心力】を有する謎の少年。

純愛(じゅんない)こころ―――霊の美少女幼馴染。数少ない【感応者】。

憤激昂(ふんげき こう)―――――霊を連れ戻しにやってきた男。イケメンだが口が悪い。

戯陽朗(あじゃらび ほがら)――――いつも元気で明るい少女。こころの親友。

輝角凱(きかど がい)―――――戦闘学科の3年生。野生児的でトラブルメーカー。

貫名一聡(さすな いっさ)――――心皇学園の生徒会長。長身のインテリ眼鏡。Sランク。


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