第八話 【寄生虫王女C】は天才だった?
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***** 第八話 【寄生虫王女C】は天才だった? *****
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登場人物
主人公 :【特名少年A】
ニューフェース:【特名寄生虫王女C】
ゲスト :天才幽鬼【オメコシ・タイン博士】
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時は遡り、皆さまは、この場面を 覚えていらっしゃいますか。
【特名悪魔少女B】は、気絶している【特名少年A】の唇に、
優しく口づけし、神虫の女王卵を押し込んだ。
【特名少年A】の喉がゴクリと鳴った。
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【特名寄生虫王女C】は、【特名少年A】の胃袋で孵化した。
孵化するやいなや、急いで盲腸まで 突進した。
ご存じでしょうか、普通の魔法世界では、大抵、盲腸に、魔法の柔石がある。
魔法の柔石は、本来柔らかい、本体が死ぬと 固くなり 魔石になる。
(注:生きてる間に 固くなると 痛くて 盲腸炎になる)
【特名寄生虫王女C】は、【特名少年A】の魔柔石を 乗っ取るために、
こけつまろびつ まろびつこけつ、艱難辛苦 辛酸舐酸、なんのその、
中国の受験生が 試験場に行くが如くの 勢いで、盲腸まで たどり着いた。
だが、賢明な読者諸兄には お気づきの通り、【特名少年A】には 魔柔石は無い。
(【特名少年A】は、魔法のない”凍れる宇宙”出身である。出生届に書いてある)
【特名寄生虫王女C】泡を食って 戸惑いはしたが、
そこは ながれいしに 天才【特名寄生虫王女C】は、
ただちに プランB 〖自分だけ専守防衛〗作戦を発動させた。
【特名寄生虫王女C】の魔柔石は極小、直径約0.03mm、出力は最低基準であろう。
だが、ご存じの通り、コンピューターは 小さいほど 高性能である。
【神虫寄生国】が、総力を上げ、作り上げた魔柔石である。小さいけれど 超高性能な
魔柔石のなかには、歴代777世の 女王の知識が 詰め込まれていた。
さらに、最新の虫口知能を搭載、その他、やたらめったら 最新機能をぶち込んだ。
(注:何事も、”過ぎたるは猶及ばざるが如し”である、
〖我思う、ゆえに我あり〗魔柔石が 自我を 持つように なった)
その魔柔石を、先兵たる【特名寄生虫王女C】に 託したのである。
【特名寄生虫王女C】は 天才なのであったのである。
魔柔石の中の 必要な情報を 素早く精査、持家八九郎虫の物としたのであった。
先ず、【対寄生虫バリヤー】を張った。
そう あの【寄生王国 第777代 神聖 エリザペニス女王】を阻んだのは
【特名寄生虫王女C】 その人(?)だったのだ。
読者は なぜ??? 疑問を感じるはずだ。
仲間が 来れないじゃないか!
貴方は 正しい。
【特名寄生虫王女C】は 完全自己中 であった。
【特名寄生虫王女C】は 三無主義者 であった。
【自分しか信用しない・自分しか認めない・自分しか生かさない】
何処かの国の なんとか党の総書記と 同じであった。
(注:Sけんケンちぢ も?)
さらに、被害妄想の【特名寄生虫王女C】は
【自分の 自分による 自分の為の世界】しか認めない。
そこで 宇宙最高の頭脳を 呼び寄せることにした。
【自分しか信用しない・自分しか認めない・自分しか生かさない】
三無主義者の 条件を満たすもの それは【死人】だけ。
(禁術:【ネクロマンシー】死人を呼び起こし、絶対の服従を誓わせる禁術)
【特名寄生虫王女C】は 空前絶後の 世界最高の 魔科学者を呼び出した。
その名は 天才 【オメコシ・タイン博士】だったのです。ジャジャーン
【特名寄生虫王女C】は 呼び出した 幽鬼【オメコシ・タイン博士】を 鑑定した。
第九話 幽鬼【オメコシ・タイン博士】へ 続く