第七話 【神虫寄生女王帝国】
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***** 第七話 【神虫寄生女王帝国】 *****
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さーあ大変だ。何しろ、寄生していた依代 本人が死んじゃった。
落語の名人 言っていた
「なにが恐いって、地ベタが無くなる位、恐いものは無い」
【神聖神虫寄生女王帝国】は、【特名悪魔少女B】の 魔法の 体の中にある。
本人が死ねば 魔法の体ごと 【神聖神虫寄生女王帝国】も 消えて無くなる
【大神聖神虫寄生女王帝国】には、おおごともおおごと、天地がひっくり返る大騒ぎ。
【大神聖神虫寄生女王連邦帝国】 第777代 神聖 エリザペニス女王、
その時 すこしも騒がず、泰然自若、明鏡止水、心頭滅却、六根清浄、産前産後・・・
(^^♪ ♫ パパン パン パン
「目ー指す、新天地は、そ~こにィ~あり~~」
(^^♪ ♫ ポン ポポン
扇の指さす あっちの彼方を 見てやれば、
そこには、さっき置いといた【特命少年A】が、
雁字搦めの態勢で ひっくり返っていた。
「わが娘を、新天地に送りしは、コンニチ 今日 この日のためぞ」
「王国の興廃この一戦にあり。各員一層奮励努力せよ」
「吾も行くから 君も行け 死んだ体にゃ 居られない」
「あっちの体に 寄生しろ、あっちの体は まだ喰える」
【特名悪魔少女B】の 黒い髑髏の
神虫(寄生虫)が 我を先にと 飛び出した。
目から 鼻から 口から 耳から、
くしゃみで 飛び出た うどんのように
だらり だらだら 流れ出す、
だらり だらだら 流れ出す
死んだ 体にゃ 用はない、魔法の切れ目が 縁の切れ目
それ行け、やれ行け、どんと行け。
どんど どんど、どん どどっと 飛び出した。
(^^♪ ♫ パン パパン パン パン
ところがどっこい 世の中 そんなに甘くない。
さっきまで 降ってた雨上がり 今は 陽が燦々と
♪ 照らす大地は 灼熱地獄
♪ 焼けた鉄板さながらにィー
♪ お先走りの連中は 焼けた大地を のたうちまわり
♪ まさに、フライパンの上の スパゲッティ状態
♪ ジッタン バッタン すれど ジュウジュウ 焼きあがる
♪ 死んだ【特名悪魔少女B】の シャレコウベの
♪ 口から 真っ赤な 血汐が タラタラと
♪ 上に掛かったから たまらない
♪ 生きたスパゲッティ ナポリタンのできあがり
♪ それでも、続く、栄光への脱出、
♪ いくた あーまーたの 犠牲者の 体の上を
♪ 静々 悠々 シャナリシャナリと 行くは ご存じィー
♪ 【大グレート神聖神虫寄生女王連邦帝国】 第777代 神聖 エリザペニス女王
(^^♪ ♫ パパン パン パン
【特名少年A】の体に たどり着いてみれば こはいかに
いかようにしても、入るに入れないのであった。
そう、いつのまにか【対寄生虫バリヤー】が 張られてあったぁ。
【大大グレート神聖神虫寄生女王連邦帝国】 エリザペニス女王は 焦った。
(↑そろそろ ネタが切れてきたー)
このままでは あまたの臣民を 犠牲にした 意味がない
臣民なんて どうでもいいが ワラワだけは 助かりたいと、
「開けなさい、開けなさいったら、開けなさい」
「開けないと 承知しないわよ」
「開けて頂戴、母さんが悪かった」
「このままだと、母さん干からびちゃうわよ」
「開けなさい、母さん貴女を そんなコに 育てた 覚えありません」
声を限りに 娘に呼びーかーけーつれど。
何の返事も あればこそ、
声も 音も ナーンモ なし!
百万臣民に 君臨し
その臣民を 犠牲にして 生き延びた
寄生王国 第777代 神聖 エリザペニス女王は
♪ 哀れ 娘に 見捨てられ
♪ 干からび 今は野末の石の下
♪ 思えば悲し 昨日まで
♪ 飲み放題で あったのに
(^^♪ ♫ 【あゝ アル中】
これは、いったい、ど ど どういふ ことでせう???
謎は謎を呼ぶ 意外な展開、はたして その犯人は???
次回 犯人真相解明編へ 乞う 御期待
♪ まずは こ~~れ~~ま~~で
(^^♪ ♫ チョチョン チョンチョン チョ~ン
次話 第八話 【寄生虫王女C】は天才だった?へ 続く






