仕事探し
「僕の名前は虫川シム。希望する職業はイラストレーターです!」
「漫画家?なんですかそれは?只今、募集している職業は、未来剣士、合体剣士、破壊剣士、幽界剣士の4職、この中でお好きなものをお選びください。」
(やっぱりここもそうか……未来、合体、破壊、幽界……剣士……この世界.剣士しか雇ってないんか!?)
俺は虫川シム、異世界召喚に巻き込まれ、この世界で仕事探しをしている漫画家志望だ。俺は漫画家になりたいけど絵が下手、画力皆無だ。だからまずはイラストレーターになって画力を上げたいと思ってる。だけどこの異世界にはイラストレーターという職業も漫画家なんて概念も存在しない、ギルドが募集している職業はよくわからない4種類の剣士だけだった。
「はははは、剣士、はははは、わかりました。僕も剣士になります。」
俺はもう開き直って剣士として働くことにした。
ギルドの受付嬢は呆れた顔で
「剣士と言っても、未来剣士、合体剣士、破壊剣士、幽界剣士、4種類ありますが、どれをお望みでしょうか?」
「1番画力が上がるやつでお願いします!」(ニコっ)
「画力……じゃぁ、あなたは今日から『合体剣士』です。これがギルドカード、あちらの受け取りカウンターで武器を受け取ってください」
「わかりました。」
俺はギルドカードを持って武器受け取りカウンターへ行った
「合体剣士用の武器をください」
「はい、合体剣士用の剣ですね、どうぞ。」
武器カウンターの受付嬢は、2つの剣を、倉庫から取り出して、俺に渡した。俺はそれを受け取り、今日からこのギルドの合体剣士となった