庭と迷子と美少女と
現在マテリウスは魔術師や召喚者が多いがそれだけではない。
マテリウスには魔術を使う魔術師、召喚者のほかに 剣や斧等近距離の武器を使う騎士
弓や銃等長距離の武器を使う狩人
魔術を使うが回復魔術専門の回復師
買い出し存在している。
騎士は警備や護衛等での仕事をしている。通常町にいる騎士は警備騎士と言われ犯罪者を取り締まり貴族の護衛等は貴族騎士と言われる。
狩人は罠の解除、設置や長距離武器による攻撃により暗殺者と呼ばれている者もいる。
回復師は戦いには行かず後方での仲間の治療をしている。治療の仕方は軽い怪我には手当てをひどい怪我には魔術と使い分けて行っている。
「アレン様見えましたよ」
「ほーこれが王城」
「はい これが王城クルセイドです」
アレンを乗せた馬車は王城に到着した。イグダスの店から二時間ぐらい移動のした所に王城はあった。移動中の馬車は気まずくアレンがステラに話しかけたがステラは少ししか喋らずアレンもそのうちにステラに喋りかけるのをやめた。それを見たステラは嬉しそうにニコニコしていた……気がする…そうであってほしい。
王城クルセイドは強固な城壁に囲まれていてその城壁の前には大きな堀がありそこに橋が1つだけ架かっていた。もう城と言うより要塞のような守りだった。
アレンはその橋を通って城の中に入った。城壁を過ぎると庭があった。ステラは馬車をかたずけると言っていたので少し散策しよう。
王城の庭はかなり広かった。かなり広かった。 今回りにはアレンより背が高い木が生い茂っていた。右を見ても木、左を見ても木。木が一杯で空気が美味しいな!!………うん
「ここどこだよっーーーーーーーー!?」
今現在アレンは王城で迷子になっていた。少し庭を散策しながら木や花を眺めててあっちへフラフラこっちへフラフラと歩いていたら見覚えがない場所にたどり着いていた 。
アレンはその場で膝を付いて掌も付いて丁度 orz 見たいな格好になっていた。
(マジでついてねー…本気と書いてマジだぜ…)
その場で膝を付いていたアレンはすぐさま
「まぁくよくよしてもた仕方ない 歩いてればどっかに出るだろ」
と言った。すごい前向きな考えだった。
アレンは庭と言うより森の中をさ迷い歩いていたら目の前に人影が見えた。アレンは全力でその影をおった。昔の知り合いに見えたから。かなりの速さで駆けていった。
アレンがその影を追って居ると光が見えた。アレンが追った影はその光りひに入っていった。
アレンはその光に飛び込んだ。光の先には小さい机と二つの椅子だけだった。アレンが見た人影はどこにもいなかった。あるのはアンティーク調で丈夫そうな机に小さいがしっかりしたつくりの椅子しかなかった。机の上にはティーポットとティーカップ、その二つも良いつくりで高級そうで1つのティーカップには紅茶が入っていた。まるで誰かがここでお茶会を開いていたようだ。
アレンはその内の一つの椅子にだらしなく座り込みティーポットから紅茶をカップに注ぎゴクゴクと聞こえそうな豪快に飲み干した。飲んだ後机に突っ伏していた。数秒もしくは数分たったか何処からかガサガサと草を掻き分ける音が聞こえて
「あの…大丈夫ですか?」
と鈴がなるような清んで控えめな声が聞こえた。アレンが突っ伏しながら顔を上げるとそこには絶世の美少女が心配そうな顔でアレンを見ていた。