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女神様って意外とこんなもんです。

超短いです・・・・

上手く区切れない私のミスorz


次話を今日中に更新出来るように頑張りますのでご容赦ください;;



大樹の太い根っこに腰かけてレディの話を聞いていた私は、ふむ。と顎に手を当てた。

レディ曰く、500年経って随分と人の世は変わったんだとか。


まず大きく変わったところは、人が精霊魔法を使えなくなった所にある。

これについては聞いた瞬間に「やっぱりか」という感情しか生まれなかった。

私LOVEな精霊達が、私を散々利用した人間に力を貸す訳が無いのだから。


で、精霊達と同様に神と聖獣達も人間に力を貸すような事をほぼしなくなったんだとか。

これも精霊達と同様の理由なんだってさ。

義務的事はやるが、過剰な恵みを与えなくなったらしい。

本当は何もしてやりたくないんだけどというのが本音。でも世界神ゼロフトがそれはさすがに・・・・と渋ったらしい。

不満そうにそう語るレディに「そうかいそうかい」と適当に空返事を返しつつ私は唸る。


ということは、だ。

前々からチートだったというのに、今は更にチートな訳だよね?私って。

神様と精霊と聖獣全部が味方で人間が使えなくなった精霊魔法も使用可で、魔力(マナ)許容量が無限大。つまりは魔法も精霊魔法もいろいろと使い放題。

・・・え、もうこれって人間って言えなくない??


試しに火よ灯れーと心の中で念じてみたらポッと人差し指の先に小さな火が灯った。

見れば、嬉しそうに私の指先に火を灯しているのはどこかから現れた名も無い小さな火の精霊。

フレイムは自らの眷族を羨ましそうに見ている。

・・・おい、何自分の眷族に嫉妬してやがる。


精霊に「ありがとう」と微笑んでお礼をいってから私は、更にふむ。と唸る。

精霊魔法は使える。まぁ、ブラスト達が今一緒に居る時点で使えない訳が無いのだけれど一応の確認もおっけー。


他に変わったところは?と尋ねた私にレディは『いっぱいあるわよー。上げ出したらキリが無いくらいには』とあっけらかんと笑って見せる。

この世界と人間に興味は無いけれど、生きていくためにはこの森の奥深くにずっと引っ込んでいる訳にもいかないだろう。

なにしろ私は科学技術の進んだ先進国、日本に生まれた現代っ子なのだ。

森の中で原始的な生活・・・・なんて御免こうむりたい。

精霊達がいれば森の中でも楽で最上級の生活は出来るだろうけどヒモ生活なんてのもまっぴらごめんだ。

私は私の力で稼いで精いっぱい贅沢したいのだ。





悩んでいる時間は数秒だった。


うん、森、出ようか


なんて簡単に結論を出した私は必死に引きとめようと暑苦しく懇願するレディを文字通り足蹴にして(レディはドMなので滅茶苦茶喜んでいた。キモイ)、召喚魔法を発動させる。

これまた何の問題もなく発動した魔法によって喚び出されたのは、リオルと私が名付けた強大な力を誇る始祖ドラゴンという種族の生き物だ。

真珠のように七色に輝く純白な色の鱗の西洋風ドラゴンのリオルは、私専用のアッシー君第一号。

始祖ドラゴンは気高く誇り高いので普通は人を背中に乗せたりしないのだが、言わずもがな私は例外中の例外。

ちなみに精霊神達の背中に乗らないのもこのリオル君が理由だったりする。

私専用のアッシー君達は、自分達以外に私が乗るのを決して良しとはしない。

寧ろ、全面戦争を勃発しようとするくらいには嫉妬心をむき出しにするのだ。


一回、ダークの背中に乗せてもらった時はリオルと陸上用アッシー君こと銀狼のルガが激怒して森一つが吹っ飛んだことがあった。

なまじお互いが強大な力を持っていてプライドも天に届く程に高いもんだからどちらかが滅ぶまではやめない・・・と灼熱してて、私が「やめないと二度と口利かない」というアレな発言を言い渡したことによってやっとお開きとなった。

あの時は弟妹の喧嘩を仲裁してやってる気分だったわ。

生きた歳月からすれば大分私よりも年上なハズなんだけど、なんでかな?年上の威厳とか感じた事一切ないわ、私。


―クルル・・・・―


頭を下げて私にすりすりとすり寄ってくるリオルの頭をヨシヨシと撫でてやってから私は、私の足元でハァハァいっていたレディを渾身の力で蹴り飛ばした。

森の中の木をなぎ倒しながら吹っ飛んでいくレディを尻目に、戻ってくる前にとっとと移動してしまえとリオルの背中に飛び乗る。

飛べない精霊神組(シー・フレイム・ライト・グラン)も同じようにリオルの背中に飛び乗り、飛べる(ブラスト・ダーク・レイ)とリオルはバサリとそれぞれ翼を広げる。




爽やかな風が吹く中、静かな旅立ちに私は唇をキュッと噛みしめた。




今度は、人間なんかに心奪われたりしない。

私は私の為だけに生きてやるんだから。


そう密かに心に決めて、飛び立つ合図としてリオルの背中をポンポンポンと三回叩いた。



















『まってぇぇぇぇぇ!私も一緒にぃぃぃぃいいい!!!』


早々に復活したらしいレディの声が響いたがをそれを軽やかにスルーして、私たちは旅に出た。







・・・・・・・・・短くてすんませんorz

そんでもって、急ぎでのうpなので、多分手直し入ります(´・x・)


一部手直し 1.13

ゼロフトを創造神から世界神に変更しました

文章に誤りがあったので訂正しまきた

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