僕
まだ
僕は
君を
良く知らない
君が
抱える苦しみ
心を許す友
小さなごまかし笑顔
かくした大きな悲しみ
一緒に歩いた帰り道
夜空に浮かんだ月が
二人をてらす
勇気が出ずに
手を握れなかった
悲しげな横顔に
僕は何もできなくて
夜は二人を遠ざけていった
怖くて
触れられない
壊してしまいそうで
僕が思うほど
君は弱くは、なかった
守りたかった
守れなかった
約束したのに
守られてたのは
僕だった
守ってるつもりで
頼ってばかりで
君を
傷つけて
それでも
好きだと言ってくれる
僕は
君に
何かしてあげられたかな
ちゃんと愛せたかな?
頬を濡らした涙が
悲しみね涙で
ありませんように。