第九十話 告白は計画的に。
翌日。
今日は早めに学校に来たのでぼーっとしてます。
というか、昨日は意味の分からん一日だったなあ。
…………誰だよあいつ。なにが恋のキュ―ピットや。
あんなやつのことは忘れて、今日もだるいだるい一日がスタートすr―――すんごいこの教室をのぞいてる方がいらっしゃるんですけど…………。
「また会ったな」
「またお前かい。今度はどうした?」
「いや昨日はお前が勝手に帰ったからな!?」
「とっとと要件言って。今忙しいんだから」
「さっき覗いてたけどお前ぼーっとしてただけやん」
「細かいこと気にするな」
「ええ……まあいいや。要件はな、俺と綾瀬さんをつなげてほしいんだよ」
それ昨日も聞いたんだよなあ。
「だからそれ俺は何をしたらいいんだよ」
「具体的に?なんも決まってないけど」
「は?」
「いやだから、なんも決まってないけど」
「俺の耳がおかしいわけじゃないよね?」
「多分正常」
多分ってなんや。
「おっ、翔太。今日は早いな」
「裕也か。おっすー」
「あれ、その人だーれ?」
「俺も知らん」
「え?」
そりゃ「え?」ってなるわ。
「なんか綾瀬さんことが好きなんだってよ」
「おーい言うなよ!!」
「俺にしか言えないってことないやろ」
「いや恥ずかしいやん!」
「そこはピュアなのなんなん」
「つまり、綾瀬さんとその人をどーやったらくっつけられるのかってことね」
「そうそう」
…………あれ?俺こいつに事情なんも話してないと思うんだけど、あこいつエスパーだったわそうだった。
「よしわかった!おれが綾瀬さんとお前をくっつけさせてやるよ」
「まじ!?」
「…………いややっぱいいや」
「なんでよ!」
「めんどそう」
「それな」
「泣いていい?」
「男なら自分の恋くらい自分で実らせろ!!」
「はっ……!?そ、そうだ!自分の恋くらい自分で実らせろって話だよな!!」
ようやくわかってくれたか。
「じゃあ俺、自力で頑張ってみるわ!!ありがとよ!!!」
「おう、応援してるぞ!!」
「俺もー」
「一人だけすごい小並感あるけどありがとな!」
そう言って彼は俺たちのもとを離れていったのであった。
…………なんだったんだよ朝っぱらから。
結局どのクラスの誰かもわからんかったな。名前すら知らんし。
―――数分後。
「みなっち~おはよー」
「綾瀬さん、おはよ」
「聞いて。さっき廊下で告白されたんだけど……」
……え?
多分だけどこのタイミングって十中八九あいつだよな…………当たって砕けろ精神すぎるだろあいつ。
更新頻度が相変わらずなのは許してな?
「更新頻度あげてくれると嬉しい」と言われたので上げようかと思ったのよ?
…………無理だった!!!(*'▽')
でもほら!モチベがあるときは連日更新とかあるかもやし!!
…………期待はするな。




