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クラスの地味キャラも恋をする  作者: ぱらな
第2章 高校一年2学期
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第八十九話 だれおま


あー………暇すぎるぅ。

まあ正直な話、いつも予定が入ってるほうがおかしいからな。

二学期に入ってまだ一週間しか経っていないこともあり、今もまだ夏休みモードが抜けきっていない。そのため、学校に行くのがとっっっても憂鬱なのである(それは元々だけどな)。

ちなみに今日は月曜日なこともあり、一段とだるいのである。


「おっす!!」

「裕也か。お前はずっと元気だよなあ。そこだけ羨ましいわ」

「そこだけってなんやねん。まあ、夏休み中も部活だったし朝が憂鬱じゃないからだな」

「なるほどな、俺も部活入ろうかな」

「安直か。で、なに入るの?」

「ん~帰宅部かな」

「もう入ってんじゃねえか」


今日もこんな感じで駄弁りつつ登校していたところ、


「おい!お前が湊翔太か!?」

「え、は?そうだけど」

「放課後空いてるか?」

「俺?空いてるけど」

「体育館裏で待ってる」

「そんなベタな……了解した」


…………そんなベタなことある??


「え、お前……なにやらかしたの?」

「なんもしてないと思うけどなあ」

「いや、こんな『THE・新キャラ登場!』みたいな登場ある?」

「それな……いや俺たちオタク脳すぎない?」


と、取り敢えず今日は、波乱の一日になりそうだな。

……何した、俺???




―――今日は、ボーっとしてたら一日が終わった。

よ、よし……行くか


あれ、まだ来てないのかな。取り敢えず先に着いたっぽいし、待っておくか。

数分後―――。


「よう、よく来たな」

「いやあなたが呼んだんじゃないですか」

「細かいことを気にするな!」

「ええ……」


この人多分ちょっとめんどいな。


「お前を呼んだのは言うまでもない」

「いや言ってくれないとわかんないです」

「めんどくせえなあこいつ」

「ええ……」


この人、自分から呼び出しておいて


「単刀直入に聞く!!!」

「あ、はい」

「お前、綾瀬さんのことどう思ってる?」

「いや特に、友達かな」

「は?」

「いや、友達だけd―――」

「はああああああ!!!???」


うお!?どうしたどうした!!??


「お前、あんなかわいい子が近くにいながら友達どまりだと!?ま、まあ俺としてはうれしい限りだが」

「結局何の話なんですか」

「い、いや―――」

「俺帰りますよ」

「待て!ちょっと待て!!」

「なんですか」

「俺、綾瀬さんのことが好きなんだ!!!」

「はあ」

「いや驚けよ」

「いや綾瀬さんのこと好きな奴なんてごまんといるし」

「まあそうか」

「てことで、帰りますね」

「いや待って!!綾瀬さんと友達のお前に頼みたい!」

「なにが」

「恋のキューピットになってほしい」


よし、帰るか。


「お、裕也。部活帰りか?」

「翔太か。一緒に帰ろうぜ」

「おけー」



「スルーすんなあ!!!!!」



いや俺更新してなさすぎね?…………MENGO!!!

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