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クラスの地味キャラも恋をする  作者: ぱらな
第2章 高校一年2学期
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第八十七話 友達とカラオケ1

「カラオケに、行きませんか?」


「「「「「はい???」」」」」


これは遡ること今日のHR前。茨実さんが言い出したのだ、「カラオケに行きたい」と。

突然のことすぎて、みんなの頭の上は?だらけ。

いやまあ突然じゃなくても、あの真面目ちゃんを絵に描いたような人がカラオケに行こうという誘いをしてたら?が浮かぶ。


「えっとー、委員長どうした?熱でもある??」

「よし保健室行こっか!」

「取り敢えずバスケ部の俺高瀬川がお姫様抱っこで連れて行ってやるか」

「いやみんななんで!?こういう日があっても良いじゃん!あとどさくさに紛れてお姫様抱っこしようとしてるけど普通にダメ」


うん、普通にお姫様抱っこは無いだろ。


「まあ皆茨実さんが誘ってることに驚いてるんだよね」

「こはるんのイメージとギャップがあるんだよね。ところで今日はなんでそんな誘いを?」

「良いじゃん!女子はこういう気まぐれなところもあるの!!」

「なんか……」

「うん……」


「「「「「可愛い」」」」」

「え?」

「「「「「よし行くぞお前ら。」」」」」

「いや、皆んな急にどうしたの?!」


みんなの意思が疎通したところで、放課後行くことにした。

こう…………ギャップ萌えというやつは良いですな。




———放課後。


「よし!行きましょ!!」

「委員長、いつにも増してハイテンションやな…」

「ね!まあ楽しそうだからいっか!」

「お姫様抱っこなら任せて」

「だから……」

「こはるん楽しそー!こういうのもいいね!!」


今の所なぜそんなにウキウキしてるのか分からないが、楽しそうなので良いとしよう。

てかふつーに流れるように6人の予定合ってるけどこいつら部活どうしたんだ?


「そういえば、お前ら部活どうした?」

「「『可愛い生物を見るから休みます』って言ってきた」」

「それで許されるんか……」

「着きましたよ!ささっ、行きましょ!!」

「お、おう…!」


6人が入れる部屋をすでに予約していたらしく、全員分のドリンクバーを頼み、スムーズに案内された。


「用意周到だね」

「楽しみだったので!」

「そんなに!?」

「そんなに!!じゃあ早速歌いますか!なぎちゃんが!」

「私かい!!!あんなにウキウキだったのに歌うの私!?」

「なぎちゃんの歌声、何気に聴いたことなかったので!!そして湊君とのデュエットが見たいです!」

「あ、それはある」

「めちゃ良いやん」

「僕も見たーい」

「もう流れ作られた…」

「ちなみに他人事のように言ってますけど、みなさんやってもらいますよ?」

「「「へ?」」」

「なぎちゃん&湊君、高瀬川君&長谷川君、残ってる櫻川君&私で」

「「俺たち男しかいないけど!?」」

「僕残り物扱いされてる……ぐすん」

「それは仕方ないです余っちゃったので」

「うえーん!!!」


櫻川が相当不憫な扱いを受けてることはさておき、なぜかデュエットをする流れとなりました意味がわかりません。



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