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クラスの地味キャラも恋をする  作者: ぱらな
第1章 高校一年1学期
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第七十八話 友達と花火大会に行くことになりました。

『じゃあ、駅前で17:00集合ね!!』

『了解』


待ち合わせの場所、時刻も決まったところで重大な問題が発生しております……。

服装、どうしよ。


いや、流石に私服だろ?

多分他の人に聞いたら、


「女子と行くなら浴衣だろ!?」


とかいう輩がいるかもしれないが、俺だけ張り切ってるみちいになるのも、ねぇ…?(言い訳)

というか綾瀬さんはどんな服装でくるんだろ。

聞いてみるか。


『そういえば、綾瀬さんってどんな服装で行くの?』

『ん〜内緒!』


ということなので分かりません★

でも多分この感じは浴衣なんだろうなあ。

駄菓子菓子、私は陰キャなので、浴衣を着るなんて勇気はない!!!

だってあれだよ?「うわ、いかにも陰キャ!みたいな奴が浴衣着てやがる」ってなるかもしれないやん(陰キャ特有のいきすぎた被害妄想)。


取り敢えず、一番無難と思われる服を着ていくつもり。

この前ようやくファッションについてほんの少し調べて、無難なコーデというものを知ったでな。


と、そんなことを考えていると、誰かから連絡が来る。誰からだろ。


『おーい翔太!』

『どした?』

『来週近くで花火大会やるやん?それ、一緒に行かね?』

『あ、俺もう綾瀬さんに誘われてる』

『は?』

『え?』

『いや、は?』

『いや、え?』

『綾瀬さん"が"誘ったの?』

『うん』

『は?』

『え?』


なんでこいつはさっきからずっとあたりが強いんだ。


『いや、分かった。じゃあ六人全員で行こうぜ』

『ん?六人?』

『そ。俺、翔太、弘治、圭太郎、委員長、綾瀬さんの六人で』

『あー…ちょっと綾瀬さんに聞いてくる』

『りょ』


いきなりだったが、取り敢えず綾瀬さんに聞いてみよう。


『……………って訳なんだけど、どう?』

『う〜〜〜〜………………分かった』

『嫌なら全然言っておくけど』

『みんなと行くのは嫌じゃないんだけど、その…う〜』

『い、嫌ではないんだね…?』

『うん、だから一応OKだよ………』


事情はわからないが、何やら落ち込んでいる。

でもOKと言うことなので、祐也には伝えておこう。


『一応大丈夫だって』

『オッケー』


となり、予定はグループで決めることに。


(弘治)来週どこで待ち合わせようか

(ユウヤ)んーどうしよっかな〜

(なぎさ)じゃあ、駅前にしない?

(小春)駅前、うん、良いんじゃない?

(櫻川)じゃあそうしよっか

(湊翔太)了解

(ユウヤ)オッケー決まりな〜

(小春)あ、時間とかは?

(弘治)花火始まるのが19:00だし、17:00とか?

(櫻川)それで良いと思う

(なぎさ)りょーかーい!!


てな感じで予定も決まった。

今まで行ってなかったのに、急に友達と花火を見に行くとか。本当に新しい出会いってつくづく人を変えるよな。








(…………………湊君と二人で行きたかったなあ〜……でも友達の誘いも断りづらいし、う〜)





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