表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
クラスの地味キャラも恋をする  作者: ぱらな
第1章 高校一年1学期
77/91

第七十七話 花火大会に誘われました。

『ねね、来週に花火大会あるじゃん?あれ、いかない??』


……………………へっ?



遡ること2分前。

急に綾瀬さんから上の連絡が来た。


…………以上!


いや、みんなそんな突っ込んでる場合かよ!(みんなって誰だよ)

え?え??……花火大会って、来週なの???

俺が綾瀬さんから来た連絡を見て最初に浮かんだ言葉がそれだった。

いやね、毎年毎年花火大会はやってるんだけど、母と俺だけで行く年齢かと言われると…もうそんな歳でもなく。

だから、「あ、今年もやってんな〜」くらいで思ってたんだよな。



あ待って、今思ったんだけどこれ俺既読つけてね??

あ〜どうしよ。

いやね、別に断る理由はないんだよ??

でも、あの綾瀬さんと花火見に行くのだいぶ気後れするんすけど……。

行くべきなのかーこれは??

取り敢えず誰かに相談してみるか。




一方その頃———。


(言っちゃったよ!ついに言っちゃったよ!!というか既読付けてるのにまだ返事返ってきてない……これはキモいって思われてたり!?!?はーヤバい終わった本当にヤバい(語彙力)。ちょっとなぎちゃんに慰めてもらおう……………)


綾瀬はとんだ誤解をしているのであった。





一応、祐也、高瀬川、櫻川の三人にどうか聞いてみた。


『どうしたらいい?俺。行ってきた方がいいのかな』


各々の反応は、


『行けやバカか』

『行けよ、しかも綾瀬さんから誘ってきたんだろ?行ってこいやタコ』

『いってら〜』


約二名から謎に貶されてしまったが、三人とも行ったほうがいいとの事。

てか、こういう個人の連絡を見せるのってもしかして良くなかったかな。

まあ、困ったら友人に頼るのが一番だからいっか。


あ、そうだった、まだ返事してないんだった。



『ごめん返信遅くなって』


(みなっちからだ!)


『全然気にしてないよ!』

『花火大会の件だけど』


(ごくり…………)


『良いよ、一緒に行こう』

『やったあああああああああ!』


(やったあああああああああ!)


『うおお!?びっくりした〜。そんな嬉しい?』


(はっ!?つい気持ちが昂って思わず文字に起こしてた!)


『嬉しいよ!じゃあ待ち合わせ場所とか、時間とかどうしよっか?』

『あ、そこまで決めてなかった。ま、来週まで日はあるし急いで決めることもないか』

『そだね』

『まあ、余裕持って明後日くらいには決めとこっか』

『りょーかーい!』



(やったやった!!!!!!!!あ、なぎちゃんにも言っておこ!)


「もしもし?花火大会の誘い、オッケーだって!」

『良かったじゃん!これで私も心置きなくストーk———う"う"ん、楽しめるよ!!』

「不安しかない」




花火大会に行くのとか、久しぶりだな。

あ、一応母に報告だけしておこう。


「お母さん、来週ある花火大会行くんだけど…」

「え?…………え??だ、だだだだだだだだだただ誰と?」

「うん、一旦落ちつこっか」




これで許せ!!!!!!!!!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ