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クラスの地味キャラも恋をする  作者: ぱらな
第1章 高校一年1学期
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第七十三話 家で友達と集まって課題part1

結局俺の家に来る人数は祐也、櫻川、高瀬川の三人となった。

で、今日そいつらが来る予定なんだが……


「私の格好変じゃないかしら?あーここの前髪気になる〜」

「何で俺よりもお母さんがソワソワしてんだよ」

「えーだって3人も来てくれるんでしょ?そりゃ、私もちょっとは良く見せたいからね!」


と言った具合で、なぜか母が張り切っている。

しかも本当に心待ちにしているのか、ずーーーっと落ち着かない。


「しかもその3人ともイケメンなんでしょ?」

「ま、まあ……」

「頑張るわ!」

「頑張んなくていいわ!!」


とそこで、


「お邪魔しまーす」

「翔太おひさー」

「お邪魔します」


三人とも家に到着した。


「お、結構早めに来たな」

「ちょっと楽しみでさ!」

「早く行こうと思って行ったら20分くらい早く着いちった

「あ、後ろの人って湊君のお母さん?」

「え?」


急に静かになったと思いきや、後ろで目を輝かせながら俺たちを見ている母。


「君たちが翔太のお友達?」

「そうっす!」

「いつもお世話になってます」

「いつもお世話してます」

「お世話してはないだろ」


といつも通り軽口を言い合っていると———


「ああ…皆んないい子達だね…!!!」


目をうるわせながら何やら感激している。

いや、いい子の基準低くない?

まだ皆んな何もしてないけど。


「これからも翔太を宜しくね!!」

「はい!もちろんっす!」

「もちろんです!」

「これからも俺がお世話します」

「だからお世話はしてないだろ」

「それより、翔太も言ってた通り、皆んな顔整ってるわねぇ」

「はは、ありがとうございます」

「そう直球で言われると照れますね」

「褒め上手なお母さんですね」

「ああーもう!お前ら早く俺の部屋行ってろ!!」

「「「はーい」」」


流石にこれ以上喋らせたら何を言い出すかわからんので、強制的に会話をシャットさせる。

というか、シンプルに恥ずい。



強引に母を皆んなから引き剥がし、三人を部屋に案内する。


「へえ、結構整ってるんだな」

「実は几帳面?」

「いや、人並みには掃除するけど、几帳面ではないかな」

「俺はこの前翔太と綾瀬さんと俺の三人でここ来たから初めてじゃないから知ってたけどな」

「そうなのか」

「じゃあ早速だけど、課題やるか〜」

「待て、最初はゲーm———」

「祐也?我慢」

「はい」

「あの裕也が…ゲームをしない……!?」

「いや本来それが普通なんだよ?」


ナイスツッコミ櫻川。

このメンツだとツッコミ役一人じゃ足りないからマジで助かる。

と、そこに


「これみんなで食べてね!」


母がクッキーやら紅茶やら色々持ってきてくれた。


「ありがとうございます!」

「ありがとうこざいますこのクッキーうまっ!」

「食べるの早すぎない?」

「湊君のお母さんってめちゃくちゃ優しいね」

「そうかな?怒った時はヘッドロックとかされるぞ?」

「「「えっ」」」


三人から一気に笑顔が消えた瞬間であった。


(((絶対怒らせちゃだめだ…………)))



※ヘッドロックの件は三十五話


大晦日なので二話くらい更新しときます


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