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クラスの地味キャラも恋をする  作者: ぱらな
第1章 高校一年1学期
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第七十二話 夏休みの課題って多くね?

昨日のプール楽しかったなあ。

友達と外出して、しかもプールに行くとか…以前の俺なら考えられないな。

てか今日はもう8月2日か……。

そろそろ課題とかやり始めた方が良いよな〜(例年は8月25までずーっと課題溜めてた民)。


範囲表どこいったっけ…あああったあった、って、多くない!?高校の課題ってやっぱ大変なんだな。まあこの学校だからかもしんないけど。と、


ブーッ


このタイミングで連絡が来た。誰からだろ。


『おーい翔太〜課題表今日見たんだけどさ〜……多くない?』

『それな。俺もついさっき見たわ』

祐也かい、しかも俺と全くおんなじやんけ。


『この課題たちを勉強机に積むだけで憂鬱になったわ』

『相当だな』

『でさ、提案なんだけど』

『なに?』

『お前の家で課題やらしてくれね?』

『却下』


急に何を言い出すかと思えば……


『何でだよ!!』

『いやお前俺の家きたところでゲームしかしないじゃねえか』

『いやそれは我慢する』

『本来それが当たり前だよ。じゃあ図書館にでも行くか?』

『いや、お前の家が落ち着く』

『絶対ゲームするだけじゃん』

『それは大丈夫!!!』

『何のどっからくる自信だよ』

『じゃあオッケーって事ね?』

『言ってねえよ』

『じゃあ明日とかでいい?』

『何でもう来る前提なんだよ…はあ、まあいっか』


こいつ、相変わらず自分のペースに持っていくの上手いな。


『他誰か呼びたい人とかいんの?』

『あーいつメンで集まっても良いけど、取り敢えず圭太郎と弘治にも聞いてみる』

『おけ、じゃあ今のところはそのメンバーってことな』

『ういっす。てかお前なんやかんやで賛成してくれるの優男だよな』

『うっさ、それはお前が強引なだけだわ』

『www』


て感じで流れでまた集まることになった。



いや本当にこの前までの俺なら考えられないないくらい充実してね?

もう俺リア充の一員じゃん()


じゃあ課題する日も決まってスケジュールは完璧だし、取り敢えずゲームするか〜(だから課題終わんないんだよ)




その日の夜。

あの話は母に言っておこう。


「明日俺の家で友達と課題しに集まるんだけど良い?」

「え、それ何の冗談?」

「冗談じゃねえよ…まあ確かに分かるけどね?」

「それってもしかして翔太のガールフレンド?」

「普通に男子です」

「何よ面白くないわね」


なぜがっかりするんだ。


「じゃあオッケーってことで良いの?」

「それは勿論!もうどんどん友達呼んじゃって!!」

「そんな頻繁には集まらんけどな」

「いや〜嬉しいわね、息子の友達と会えるの」

「え、何で会えると思ったの?」

「逆になんで会えないのよ!?」

「冗談冗談。あ、その友達はいいやつばっかだからあんまり心配とかしなくていいぞ?」

「分かってるわよ、息子の友達に悪い人はいなさそうだしね」


……一部頭おかしい奴はいるけどな。



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