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クラスの地味キャラも恋をする  作者: ぱらな
第1章 高校一年1学期
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第七話 いつもと違う学校での朝

ゴールデンウィークが終わった時、学生は絶望に打ちひしがれることをご存知だろうか。何故か?聞くまでもない、課題だよ課題。本当に不思議だよな学校の先生って…どうしてこんな一年に一度の一大イベントに大量の課題を出すのか、俺たち高校一年生はまだ受験を気にする時期でもなければ勉強を頑張らなければいけない時期でもない。いくら進学校とはいえども遊びたいんだよ!!学業が本分、わかっとるわそんなん、だからこそこう言う時期にだけでも遊びたんじゃないか!!!

はあ…はあ…心の中で愚痴っただけで疲れたわ

あーあ、また休日来ねーかな〜まだ月曜日だけど。

「あ…みなっちだ〜おはよー…」

「めっちゃ元気ないよ?どうした?まあ多分聞くまでもないと思うけど」

「うん、みなっちの想像通りだよ…あー、また休日来ないかな〜……」

「俺と全く同じ思考回路だ、いや本当に共感するわそれ」

「そーいえば、課題やった?私はマジで無理、6割くらいしかやってない」

「結構やってるし…俺は大体4割とかかな?」

「4割?!少なすぎない??」

「マジかよ、ギャルは課題やらないという謎の偏見を持つ俺にはびっくり仰天ニュース案件」

「うんあとで締めるね、それは今は置いといて—」

「いや置いとけないよ!締めないでくださいお願いします何でもしま—せん」

「仕方ない許してやろう、それより休日時間空いてる?」

「空いてる」

「返答はっや、確認とかいらないの?」

「まず確認する予定がないから基本綾瀬さんの予定第一優先だよ」

「お、おお…直球だね……」

なんか綾瀬さんが照れたんだけど、可愛いけど…なんで??

「じゃあ今週の土曜日ね!忘れたらグーだよ」

うん、絶対忘れないでおこう、メモってアラームかけて…

「なんかみなっち考えてるけど、ただこの前と一緒な感じでどっか行くだけだよ?」

「うん、わかった」

よし、これで絶対忘れな—………ん?ちょっと待てよ、もしかして休日ってことは私服か?!やばい俺そんなに服持ってないよ…てか綾瀬さんも私服じゃん!しかもギャルじゃない時の私服か!!やばい、考えただけでやばい(語彙力低下状態)

こういうの、ラブコメの主人公ならフラグ立ってんだろうな。まあ、俺にそんなフラグなんて立ってる訳ないけど…ってもうHRかよ!終わった…もう課題提出の時間かよ。

「おい、課題回収するぞー」

うんこれはやばい、しかもやってある課題忘れたし…ちょ、これは昨日の俺を恨む。

「おい湊!ひとつも出してないじゃねぇか!!」

今日の朝は担任の怒号で1日がスタートするようだ…綾瀬さんのことしか考えてなかった俺はここでやっと目が醒めた気がした。

「ひぃぃ、す、すいません…」

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