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クラスの地味キャラも恋をする  作者: ぱらな
第1章 高校一年1学期
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第六十九話 陰キャでもプールに行きます

今日は8月1日、そう、プールに行く日です。

は〜……楽しみな気持ちとこのクーラー効いてる部屋から出たくない気持ちが半々。

まあ出かけるのが憂鬱とかではないけど、家でゴロゴロするのも醍醐味やん?(それはお前だけだ)

と、そんな事をいっても現状は変わらないので早速短パンの下に水着を履いて、適当な半袖を着て準備完了、と小学生ならその服装というか綾瀬さんに何も言われなければ今でもその服装だったのだが、


「流石にもうちょい気遣お?そしたらもうちょい…か、かっこよく見えるかもよ……?」


とか言われたので、白Tにサルエルパンツ?を着る(ちなみにこのズボンが何かはわからん、母が買ってきたやつだし)

まあこんなもんかな。

いやー男は準備に時間がかからなくて助かるねー。

待ち合わせは現地で、集合時間は10:00。

今は〜っと……大体9:00か。

プールから最寄りの駅は、9:16発で丁度良いのか…ん?9:16??

やっべ遅れる!!

しゃーない、全力ダッシュやなこれは!!!




ふぅーなんとか間に合った…。

汗だくになりながら電車に乗り込む男子高校生。

……客観的に見てキモくね???



と、最寄りの駅で降り、20分ほど歩いて到着。

今調べたけどバスあったやん。まいっか、お金浮いたと思えば。

もうだいぶ汗かいたから早くプールで泳ぎてぇ。

待ち合わせ場所はここだから、一番乗りかな?


今9:40くらいだし、みんなもうちょいで来るんだろう。


次に来たのは、櫻川と高瀬川と裕也の三人か。


「はや」

「翔太も意外と楽しみだったのかー?」

「おはよー!」

「てか三人揃ってきたんだな」

「いやお前にも連絡したぞ?」

「けど既読つかなかったし、取り敢えず来たら先にいた」

「マジ?……ああ本当だ。陰キャは連絡を見るという習慣が無いから気づかんかったわ」

「……僕たちずっと友達だからね!」

「それ慰めになってなくない!?」


てか三人ともビジュが良いのよ。良すぎるのよ。

高瀬川と裕也はタイプの違うイケメン同士で、櫻川は中性的な顔立ちが整いすぎてる。

……なんか場違い感すごくね?あ、今更か()

あと全員おしゃれすぎ。



残る女子二人はっと、あ、あれか?


「おっはー!!今日楽しみだねー!!!」

「おはようございます皆さん!」

「おう、おはよう。楽しみだな」

「思いっきりはっちゃけるぞー!!日頃のテストのストレスをここで!」

「なんでこの学校来たんだよ」

「まあ気持ちはわかるけどね。じゃあ行こっか」


と、全員揃ったところで入場する。



ちょっと楽しみ。





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