第六十一話 湊翔太の誕生日その4
「次はね〜ここ!」
「どこ…って、動物園?」
「そう!ここからだとバスで7つのバス停変えたらあるね。とゆーことで今からバスに乗ります!!」
「了解」
動物園か……小学校の頃連れられて行ったきり行ってないな。久しぶりでちょっとワクワクするな。
そうして最寄りのバス停で10分ほどバスを待ち、目的のバス停で降りる。
「ここからあと5分くらい歩いたら着くよ〜」
歩くこと5分ほど、動物園に着いた。
なんか、新鮮だな。昔来た時の記憶が曖昧だけど結構変わってる気がする。
入園料を支払い中は入る。早速目に飛び込んできたのはキリン。
「あっ!みてみて、キリンだ!!」
「首長いな〜何食ったらああなるんだ」
この感じ久々だ。やっぱり動物って癒されるなあ。
「お猿さんだ、ウッキー」
「なんで真似たの?(可愛いから、OKです)」
というか、意外と動物園が広くて驚いた。結構歩くんだね。帰宅部にはまあまあきつい。
「うさぎさんだ〜!動画でしか観たこと無かった!!うわ、モフモフだ〜!可愛いー!」
(ここには可愛いしかないのか)
そう思わずにはいられない空間が広がっていた。綾瀬さんがウサギをモフモフしながら抱っこしている。なんとも微笑ましいですな。
「お、ここレッサーパンダも居るんだ」
「わ〜本当だー!本物だー!!」
「大スターに会ったみたいな感想だね」
「私の中でレッサーパンダは動物界の大スターなのです!ってこっちに見たことない動物いる〜……はくびしん?」
「俺も初めてみるな」
「『丘や低い山地の森林に生息しています。夜行性で果物が好き』なんだって。へ〜。こういう新しい出会いも動物園の良いところだね」
確かに動物園に行かなきゃ知らなかった動物もちらほらいる。そこも魅力の一つなのか。
それからは2時間ほどいろんな動物と戯れて非日常的な癒しを与えてくれた。動物って、いいね(語彙力)
現在の時刻は13:00
これからまだ回るところがあるらしい。
今日の綾瀬さん、やっぱりどこか気合いが入ってるな、何に対しての気合いかは分からんけど。
(よし、ここまではプラン通り。付き合う前の男女の出掛け先オススメの場所に【レストラン、水族館、映画館】とか書いてあった時どこも行ったってなって『もしや私たち四捨五入したらもう付き合ってるんじゃ!?』とかいう意味のわからん思考になっていたことはさておき、ここからが本番だぜ湊君?)
いや私の独り言長くない?
そんなことは良いんだよ!!この後の『サプライズ』が成功するかだけを考えろ綾瀬渚!!!
「次もどこか行くの?」
「ふぇ!?あ、う、うん!このあとはね〜……」
結局おんなじパート何回も書く羽目になってるわ、すまんね。これがぱらなクオリティ!何も考えない!!(ちょっとは考えろ)




