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クラスの地味キャラも恋をする  作者: ぱらな
第1章 高校一年1学期
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第五十五話 期末テストに向けて勉強会part3

「櫻川〜ここマジでわからん、教えて!てかさー『作者の意図を述べよ』って本人しかわからんだろ。タイムマシン持ってこい」

「そんなんドラ○もんしか無理だわ」

「はいはい〜どれどれ……あ、ここは———」

とそんなこんなで意外と順調に勉強会は進行している。

理系教科の方も、

「委員長ーここ分かりません〜」

「『分からない』って言えるまで考えたんか?自力でやる気ある?はい、もう一回問題文見る!」

「は、はい………」

「こはるん、ここ分かんない〜」

「ここは基礎的な所をちょっと応用するだけだから。はい、もう一回読んで自力で行けるとこまで!!」

「う、うん………」

ちょっとスパルタ気味ではあるが、ちょっとずつヒントを出してあげたりしながら進行させているのであれはあれで充実しているのだろう。

そういえば、気になることがあったな。

「一ついい?」

「どうしたの湊君?」

「2人っていつからの仲なんだ?」

「あ、言ってなかったか。俺たち中学校で知り合って1年で同クラスって事もあって結構仲良くなったんだよな」

「そうそう、だからこうして時々家にお邪魔することもあるんだ」

「へ〜中学一緒なんだ。俺はこの学校に同じ中学のやつは1人もいないな。だから、入学してすぐは喋る相手はマジでいなかった。今こうして友達って呼べる人がいるのが奇跡ってレベル」

「おいおい照れるなぁ、改めて『友達』って言ってくれるとよ!」

言ってて俺もも恥ずかしかったわ。

「はい、脱線しちゃいそうだから早めに勉強再開。でもこの調子だと2人とも国語はいけそうだね」

「そーだな、赤点は取らないと思うぜ」

「俺も。これも、櫻川のおかげだな」

「ありがと。じゃあ次は現代社会ね」

よ、容赦ねぇ……暗記教科は意外といけるんだけど、すぐ忘れるんだよな〜。

こりゃ、苦手教科の克服には随分時間がかかりそうだ……。

「そっちの方はどう?」

「私たちもだいぶ順調だよ〜。このペースなら今日で数学と物理の赤点回避は余裕でいけそう」

「マジか…俺らも負けてらんねぇな!そうだ、4人でテストの順位見せ合おうぜ!!」

「えぇ……俺は遠慮しとくわ。負けてたら悔しいし」

「お?裕也、負けるのが怖いからって参加しないのか??」

今時そんなあからさまな煽りに乗るやつなんて———

「あぁ!?そこまで言うならやってやるよ!綾瀬さん、猛勉強してあいつに赤っ恥かかしてやろうぜ!!」

「う、うん」

「っしゃ、燃えてきたぜ〜!!」

いたわ。それも相当乗ってたわ。

「なんか裕也の新しいスイッチを押してしまった気がするが…こうなったら俺らも猛勉強してあの2人に勝つぞ!」

「お、おおー」

はい、安定の不定期更新でこざいます。

更新頻度が1週間から1ヶ月ってなんやねん。そんな作家聞いたことねぇわ、と自分にツッコミ終わったところで、一つ言わせて。

「作者の意図を述べよ」の答えは作者にしか分からんだろ。

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