第五十三話 期末テストに向けて勉強会part1
と言うことで、茨実さんは綾瀬さんが、櫻川は裕也が誘った結果…
「え!?勉強会!?なぎちゃんも行くなら勿論行く!!!よ〜し、気合い入れてこー!」
「は、張り切ってくれて何よりだよ…」
「え、僕が?僕はいいけど…みんなが良いって言うなら行こうかな?」
「よっしないす!!唯一の男子で頭いい人材確保したぜ!」
「いや僕以外にも頭いい人いるでしょ…」
と、2人とも快諾(?)してくれたため、勉強会のメンバーは、
俺、裕也、高瀬川、櫻川、茨実さん、綾瀬さんの6人と言うことになった…のだが———
「誘ったはいいけど、どこでやろうかな〜」
「僕の家は6人も一緒に勉強できる場所ないし…」
という、そもそも場所がない問題。
6人も集まって勉強できるとこなんてあんのか?
「あ!ならみんな俺んち来る?」
「「「「「へ?」」」」」
と、高瀬川が自分の家を提供する提案を持ち出してきた。
「え、お前んちってそんな広いの?」
「あ〜そうだな。結構広い」
「ならそこにしようよ!」
「なぎちゃん、まだ決まったわけじゃないよ…」
「てか高瀬川の親がOK出してくれたらの話だし」
「それに関しては大丈夫!!俺の親だいぶ緩いから。なんなら友達呼ぶって言ったらめっちゃウッキウッキすると思う」
「ウッキウッキは猿やんけ。でもそれなら安心だな。取り敢えず今は高瀬川の家っていう予定な。日程はどうしようか」
まず運動部に入っている裕也、高瀬川の2人が空いている日は今週の土曜日と来週の日曜日だけらしい。
「あ、ごめん。私土曜日用事があって」
「じゃあ委員長と俺たちの予定を加味すると来週の日曜日だな。他の人は大丈夫か?」
「うん」「おう」「だいじょーぶー!」「オッケー」
「あ、じゃあなんかあった時のためにグループ作っとくか」
こうしてクラスのグループ以外では初のグループに参加した。名前は『ぽんこつが集う勉強会』。
てな感じで予定は来週の日曜日、高瀬川の家にということになった。
おそらく今日から飛び飛びに更新していきます。
1ヶ月も開くことは無いのでご安心を(説得力0)




