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クラスの地味キャラも恋をする  作者: ぱらな
第1章 高校一年1学期
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第五話 学校1のギャルとの放課後イベントそのニ

—というわけでしっかり4時半に駅前に到着した。

しばらくして綾瀬さんが来て一緒に目的地に向かっていると、

「学校の人とばったり会ったらどうするの?」

「どうするって?」

「いや…僕みたいな人と歩いてて指さされても大丈夫かな〜って……」

「…ていっ」

「い"った?!」

結構本気目のデコピンだった。おでこめっちゃ痛い…。

「みなっちは自分に自信無さすぎ!もっとシャキッとしなさい!!」

「何故に母親ポジション」

「だってみなっち元気なさそうだから…と に か く!!今から楽しい時間なんだからもっとポジティブにいこー」

「はあ…そういえば今日何しに行くの?まだ聞いてないけど—」

「よくぞ聞いてくれました!!!今日はね〜…」

なんか綾瀬さんが不敵な笑みを浮かべ始めた…嫌な予感しかしない…

—15分後

「いやー、やっぱりここ評判いいだけあって内装も綺麗だし、スイーツも美味しい!!!」

「そうだね…」

さっきの笑みはどこへやら今はスイーツを頬張って幸せそうな顔をしている。

俺みたいな人が入るとアウェイ感がすごい。

「っていうか行きたかった所ってここだったんだ」

「うん!私の友達も『ここのスイーツが美味しい!』って絶賛してたから行きたかったんだ〜」

「友達…?友…達……トモ……ダチ………」

「おーい、みなっち戻ってこーい…ってかみなっちにも友達いるじゃん、あのいつもクラスの中心にいる感じの男子」

「…はっ!?何の話だっけ?」

「ダメだこりゃ」

そんなこんなで普通の友達みたいな会話をしていた。意外と綾瀬さんと話すのは気が置けなくて楽しい、聞き上手っていうのかな。

「そういえばみなっちって彼女いる?」

「ぶぶっ?!」

いきなりすぎる質問に思わず吹いてしまった。

「ご…ごめん、あっはは」

「ごほごほ…おいこら何わろてんねん、俺に彼女いたら面白いのにってか?」

「ちがうちがう、あっはは」

「いや笑いすぎ、キレるよ?」

「すいません」

何やってんだろ、2人ともそう思って見合いながらまた笑った。





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