第四十三話 三人で水族館デート(?)中編
と、なんか青春っぽい事をした次は、イルカショーがもうすぐ始まろうとしている。
「もうちょっとで着きますよ〜」
「楽しみ!!前で見てみたい!!」
「あ、前三列だと水浴b———いや、やっぱり何もないです。湊君も早く行きましょ」
「え?あ、う、うん…」
茨実さんが何か言いかけてたけど…まあいっか。
横でガールズトークを繰り広げ、俺は無言になりながら目的地に着いた。
「わ!可愛い〜!!!」
「いやまだショー始まってないけどね。でも飼育員と仲良さげで楽しそうなのは分かるかも」
そんな事を言っていると、水槽(?)の周りを軽やかに泳いでいく。その後飼育員さんが鼻の上に乗ったり、超高い場所にあるボールにタッチしたり、体を立てて泳いだりとにかくすごい!と———
バッシャーン!!
もの凄い水しぶきが飛んできて服がビッシャビシャになる。茨実さん、絶対わかってたよね?言ってよ!なんで言わなかったの!?と、横にいる綾瀬さんも
「きゃ〜!つんめた〜い!!!」
と、面白おかしそうに笑う。そんな事は良くて、俺がまず目に飛び込んできたのは……Tシャツが透けて見えたキャミソール。なんか…良いですな、いや馬鹿か!なにが「良いですな」だよ!噛みしめんな!!!変態じゃねーか!
突っ込んでる場合でもないわ!え、あ、えーと…どうしよ。すんげぇ目のやり場に困っていると
「さっきからどしたのみなっち———」
と言った途端、自分の服が透けている事に気づき顔を真っ赤に染める。横では茨実さんのしてやったりといった顔。さっきの仕返しがしたかったのか。
「っ〜〜〜〜〜!!!」
声にならない悲鳴をあげて、極力見られないように体を丸めている。ちょっと迷ったが俺の羽織ってるジャケットを渡す。
「と、取り敢えずこれ着て…。目のやり場に困るし……」
暫く変な沈黙が流れた後、「えっち」という声が聞こえてきた。そうです私はえっちな男ですよそうですともそもそも男なんてみんなえっちですよ(開き直んな)。
因みに茨実さんは既に着替えを持っていたのか別の服に着替えている。確信犯だな。
その後は俺も綾瀬さんも、グッズ売り場のシャツを買って着替えた。なんかペアルックみたいだなこれ。いやあり得ないんだけどね?でも俺も男だし、美少女とペアルックはちょっと浮かれちまうなぁ!
そんな俺たちの横にいた茨実さんはなぜか羨ましそうにしていた。いや本当に何で?君が招いた状況なんですよ??
ちょいとこの更新から休みます。だいたい1週間くらいかな?
取り敢えず気長に待ってて下さーい!




