第三十六話 体育祭終わった後に課題とは。
体育祭が終わった翌日の月曜日、今までのルーティーンだった朝練も体育の時にやる練習も無くなってから「あ〜本当に終わったんか」って実感する。
でもそんな感情とは裏腹に、いつも通りの授業が落ち着くのもまた事実。
……誰か共感できる人いない?そこの君とか(誰だよ)。
「おっはよ〜!」
「おはよう綾瀬さん。なんかいつもより元気だね」
「なんか解放感すごいんだよねー体育祭終わってから」
「あ、それわかる。『やっと終わったか〜』みたいな」
「ね!でもまた授業三昧の日々が戻ってきたと思うと……寝ようかな」
「なんでそうなる!?」
あぁ、この会話も久しぶりな気がする。
やっぱいつも通りが一番だわ。
そう実感しつつ、朝のHRの時間となる。
「今日からまたいつもの授業に戻る。余韻に浸るのも良いが、現を抜かさぬように。……ところで皆、週末課題はやってきただろうな?」
……………は?嘘だろ、嘘だ!(『ひぐらし○なく頃に』レナ風)
え?えぇ…マジかよ…。そんなのあったんか。皆もやってきてないよな………?
…あぶね〜皆忘れてるわ。これ自分以外やってた時本当○にたくなるよね。
「おいおい、全員やってきてないのか!?」
「いや先生つたえてなかったじゃないですか」
先生の発言に委員長が反論する。案の定名前は知らん。
「え?あ、ほんとだ…。すまん皆!他のクラスは出してると思うが、このクラスだけ伝え忘れてたみたいだ」
やったぜ(ドヤ顔)。でも他のクラスやってんだ。可哀想に(うざ俺)。
「じゃあ明日までにやってきてくれ」
え?明日??……嘘だ!(二回目)
今日はイベント周回しようと思ってたのに!!!
え?あの先生皆でボコった方が良くね?(サイコパス発言)
仕方ない、"あれ"をやるか…
高校生なら一度はやるであろう、そう!内職!!
今日は地理、古典、化学の3時間、優しい先生が担当してくれている。
やるならここしかねぇ!!!(かっこよく言ってるがただ内職するだけの男子高校生である)




