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クラスの地味キャラも恋をする  作者: ぱらな
第1章 高校一年1学期
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第二十四話 久しぶりの家族団欒,体育祭、間も無く始まる

父が孫のようにカメラを可愛がってる様子を尻目に、風呂に入った。



あー何か色々あったからかすっげえ疲れてるわ。風呂めっちゃ癒される〜。こんな事してるとのぼせるからすぐに上がろう。温泉で10分入ってたらのぼせる体質の俺がゆっくり湯船に浸かってるといつか○にそうだからな。


「父さん、風呂上がったよー」

「お、じゃあ次は父さんが入ってくるよ」

「はーい、あと10分くらいしたらご飯できるからね。そんなに慌てなくても大丈夫よ」




そうして約10分後、俺と同じくかなりのぼせやすい父はかなりの早風呂だった。

「じゃあご飯できたから、いただきましょ」

「「「いただきます」」」


なんかこの食卓を三人で囲んでる光景、懐かしいな。もう2、3年くらい見てなかったから新鮮だな。

「懐かしいな、こうやって三人でご飯食べるのは」

父が考えてることも同じだったらしい。

「そうね〜そう言われると。もうなんか感動すらしてきてるわ。寂しかったわよ、あなた」

いや何もしてないけどね!……まあ気持ちはわからんくもないけど。寂しいとかは今の俺はそんな感じないけど前は寂しがり屋だったからな…そう思うと成長してるのかもな。というか息子の目の前でイチャつくのやめて!こっちが恥ずい。

「そういえば、明日体育祭だろ?翔太が出る種目は?」

「あー、団体競技二つと騎馬戦、借り物競走かな」

「団体競技…あ、応援合戦と綱引きか。結構疲れるんじゃないか?」

「そうだな。練習でもバテてたし」

中学でも帰宅部だったために体力なんて殆どない。雑巾をめっちゃ絞って出てきた残りの水くらいしかない。……わかりにく。

「じゃあ父さんが遠くからエール送ってあげるよ」

「馬鹿なんか!?絶対大声出すやつ!!目立つから!やめてね!」

これは親バカじゃなくてただの馬鹿だな。




そうして夕飯も食べ終わって、明日の持ち物を確認した後(偉い)、やることも無くなったし寝よ—

「違う!ゲームのイベントがある!!!」

いや体育祭前にオンラインゲームて。震度7でFPS止まれないよりかはマシか。………これと比べてる時点で末期だろ。

よし、寝よう。さよならアリス様の花嫁衣装…。イベントも今日の夜終わ—あれ?これ明日じゃね??

「よっしゃ!!まだ後1日ある!」

今人生で一番嬉しいかもしれん。まだ15年しか生きてないけど。やべーアドレナリンめっちゃ分泌されたわ。



そうしてしっかり眠れなくなったのであった…。




うあ〜眠すぎる、なんで昨日寝なかったんだよ俺。

昨日にタイムスリップできるならまず昨日の俺を殴る。その後はイベント周回。

非現実的な妄想と後悔が悶々としながら家を出る。

ちなみに父は、ずっとカメラを磨いていた。いやそんな真剣になるな。


いつも通り電車に揺られて学校まで歩いて行く、ただそれだけなのにいつもと違う。なんというか登校してるみんなの雰囲気がふわふわしてるというか(伝われ)




学校に着いても朝練がすぐにある。応援合戦の最終確認が20分ほどあって朝のHRとなる。

体育祭で特に連絡事項もなくすんなり終わる。その後はグラウンドに出て、昨日建てられたテントの下に座る。……はあ、今からか。なんか緊張してきたな…。


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